『いつか、ヒーロー』表の顔と裏の顔が違う登場人物たち 桐谷健太と板谷由夏の関係も判明
また、本作において最も裏の顔を持っている人物といえば、ドリームグループジャパンの会長・若王子(北村有起哉)だろう。自身の会社を時価総額世界4位の企業にして、政界に進出。「夢輝く未来党」という名前の政党を立てて、「日本そのものをよみがえらせます!」と爽やかに宣言していた。
ただ、彼の裏の顔はただの独裁者。「僕が導いてあげるんだ。彼らを。より良い方向に」と若者をどんどん自殺に追い込んでいくサイコパスだ。しかも、悪気があってしているのではなく、“彼らのためにやってあげている”というスタンスだから、タチが悪い。また、幼少期から、まったく期待されていなかったのに、2人の兄が不慮の事故で亡くなってから、急遽事業を引き継ぐようになった……というのも闇深い。これは考えすぎかもしれないが、「若王子ならトップに立つために兄を殺めるなどというのもやりかねないのでは?」と思ってしまう。
第4話ラストでは、西郡(板谷由夏)が赤山の妹であることも判明した。光(泉澤祐希)に「わたしの兄です」と言っただけなので、もしかしたら情報収集をするために嘘をついた可能性もあるが……。さらに、西郡の部下・小松崎(小関裕太)も何らかの闇を抱えていそう。「表でおバカを演じているだけで、裏はまったく違う顔を持っているのでは?」と考えると、これまた楽しい。今後の展開も楽しみだ。
桐谷健太が主演を務めるオリジナルドラマ。『コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』などの林宏司が脚本を担当。金もなければ仕事もない元児童養護施設職員のアラフィフ男・赤山が、夢を失くしたかつての教え子たちとともに、腐った巨大権力相手に痛快な復讐劇を繰り広げる。
■放送情報
『いつか、ヒーロー』
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、毎週日曜22:15〜放送
TVer、ABEMAにて、地上波放送終了後見逃し配信
U-NEXTにて全話配信
出演:桐谷健太、宮世琉弥、長濱ねる、泉澤祐希、曽田陵介、星乃夢奈、でんでん、小関裕太、駒木根葵汰、板谷由夏、北村有起哉
脚本:林宏司
監督:アベラヒデノブ、星野和成、松本喜代美、松浦健志
チーフプロデューサー:南雄大(ABCテレビ)
プロデューサー:小森千裕(ABCテレビ)、比屋根り子(ABCテレビ)、松野千鶴子(アズバーズ)、増田玲介(アズバーズ)
主題歌:「HERO」石崎ひゅーい(EPIC Records Japan)
制作協力:アズバーズ
制作著作:ABCテレビ
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