横浜流星、『べらぼう』新章への思い 「明日が来るのが楽しみだなと思ってもらえるように」

毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。5月4日放送回からの新章を前に、主演の横浜流星のインタビューコメントが公開された。
本作は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎(蔦重)を主人公とした笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマ。舞台は、文化隆盛の江戸時代中期。蔦重は、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見出し、日本史史上最大の謎のひとつ“東洲斎写楽”を世に送り出す。日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても“面白さ”を追求し続ける。
主人公・蔦屋重三郎役で横浜が主演を務め、『おんな城主 直虎』(NHK総合)、『大奥』(NHK総合)などの森下佳子が脚本を手がける。
横浜は多くの別れを経験した蔦重について、「たくさんの失敗を重ねる中で様々なものを全て吸収して、駆け引きや会話が上手くなっています。演じる上でも、重心を下げて声も低くするということなどは意識しています」と演技の変化についてコメント。
第17回以降のポイントについては、「この時代は景気がよくなかったので、今の時代と重なる部分もあるんです。蔦重はそれでも明るく、世を元気にしようとしているので、見てくださる方々に寄り添いつつ、蔦重を見ていると明日が来るのが楽しみだなと思ってもらえるように、いまも蔦重を生きています」と決意を述べた。
横浜流星(蔦屋重三郎役)コメント
第17回からの成長した蔦重の変化について
彼の明るさや、人を楽しませようと思う根本の部分は変わっていないです。ただ、蔦重は人と関わって、たくさんの失敗を重ねる中で様々なものを全て吸収して、駆け引きや会話が上手くなっています。演じる上でも、重心を下げて声も低くするということなどは意識しています。これから彼の夢や目標は大きくなっていきますが、少年期と同じように失敗して、それでもへこたれずに前に進んでいくのが蔦重らしさだと思うので、そこは変わらないと思います。
周囲からの反応
ふだん大河ドラマを見ていない方から「見てるよ」と連絡が来るのが一番嬉しいです。NHKの作品に初めて出させていただいた自分の使命が一つ叶えられたのではないかと思います。今も収録はハードですが、楽しんでくださる方々がいるから、そのみなさんにしっかりこの作品を届けたいという、その一心でいます。
ここまで「蔦重を生きてきた」心境
たまに自分自身とリンクするときはあります。蔦重も力をつけてきて、叶えられる望みと叶えられない望みがあるという壁にぶつかっています。自分もたくさんの方々に知ってもらえるようになって、でもできることとできないことがあるし、そういうときに蔦重だったらどうするんだろうとか、自分だったらこうするけどとか、お互い背中を押し合っているという気持ちでもいます。
第17回以降の注目ポイント
商いの話がより本格的になって、会話劇が中心になります。会話劇には技術がいるのでしっかりと高めて、そこを皆さんに楽しんでいただけるように今から心がけています。また、この時代は景気がよくなかったので、今の時代と重なる部分もあるんです。蔦重はそれでも明るく、世を元気にしようとしているので、見てくださる方々に寄り添いつつ、蔦重を見ていると明日が来るのが楽しみだなと思ってもらえるように、いまも蔦重を生きています。
■放送情報
大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』
NHK 総合にて、毎週日曜20:00〜放送/翌週土曜13:05〜再放送
NHK BSにて、毎週日曜18:00〜放送
NHK BSP4Kにて、毎週日曜12:15〜放送/毎週日曜18:00〜再放送
出演:横浜流星、小芝風花、渡辺謙、染谷将太、宮沢氷魚、片岡愛之助
語り:綾瀬はるか
脚本:森下佳子
音楽:ジョン・グラム
制作統括:藤並英樹
プロデューサー:石村将太、松田恭典
演出:大原拓、深川貴志
写真提供=NHK





















