すなくじらの「絶対食べたいグルメ」

『薬屋のひとりごと』猫猫の“媚薬”チョコレートを作ってみた 濃厚な甘みがある贅沢な一品

 あの映画やドラマに出てくる美味しそうな料理は、どうやったら食べられるのか。スクリーンの向こうから食欲を誘う、濃厚で魅力的なパスタや、物語の中から香り立つように登場する心温まるクリーミーなスープ。ああ、どうしても食べてみたい。でもその料理たちは、画面の中の世界でしか味わえない……。

 しかし、ふと思った。もし食べられないのなら、自分で作るのはどうだろう?

 そんな“エンタメグルメ”に憧れるライターのすなくじらが実際に料理を作ってみる連載「絶対食べたいグルメ」。第6回は、TVアニメ『薬屋のひとりごと』より壬氏に依頼されて猫猫が作った“媚薬チョコレート”でお送りする(※レシピ参照:https://scawaiiweb.com/articles/detail/58969)。

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あの映画やドラマに出てくる美味しそうな料理は、どうやったら食べられるのか。スクリーンの向こうから食欲を誘う、濃厚で魅力的なパスタ…

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あの映画やドラマに出てくる美味しそうな料理は、どうやったら食べられるのか。スクリーンの向こうから食欲を誘う、濃厚で魅力的なパスタ…

 前回、前々回に引き続きTVアニメ『薬屋のひとりごと』シリーズでお送りしている本連載。毒味スープをつくったり、串焼きを作ったりと様々な料理に挑戦してきたが、日程がホワイトデーと重なる今回はついにスイーツに挑戦。もちろん今回も『薬屋のひとりごと』ならではの独特なビジュアルと風味が楽しめる一品だ。

■材料
・ドライフルーツ:ドライアプリコットなら20個。そのほかクルミやアーモンドなどお好みで
・ピュアココアパウダー:大さじ3
・粉砂糖:大さじ3
・バター:5g

A:牛乳:50cc
A:蜂蜜:小さじ1/2
※混ぜたAのうち(大さじ2+小さじ1量)のみ使用します。

B:ブランデー:小さじ1/2
B:バニラエッセンス:1~2滴
※Bはお好みで加える

いろいろなドライフルーツを用意してみた

 バターは厚さ5mmほどに薄切りし、Aの材料をすべてよく混ぜておく。

それぞれ測ったAを混ぜ合わせる

 今回はお好みのBからバニラエッセンスを使用することに。

バニラエッセンス登場

 ピュアココアパウダーと粉砂糖を混ぜ合わせ、ふるいにかけて空気を含ませる。

 ステンレスボウルに先ほどの粉類と混ぜ合わせたA(大さじ2)を入れる。40℃弱の湯で湯せんしながら、粉全体にAが均一になじみ、なめらかな質感になるまでヘラでしっかり練る(目安約5分)。

 この段階で、それまで粉っぽかった材料がみるみるうちにチョコレートらしい艶と質感に変化していく。粉糖とピュアココアパウダーがAが加わったことで段々ともったり重くなっていく。

急にチョコっぽくなってきた……!?

 続けてバターを加え、引き続き湯せんしながらさらに5分間ゆっくりと練り続ける。5分経過してもバターが溶け残っている場合は、湯を新しくしてバターが完全に溶け込むまで練り上げる。

 仕上げに残りのA(小さじ1)を加えて全体をよく混ぜ、粘度を調整する。「小さじ1だけで足りる……?」と一瞬不安になるも、混ぜているうちに徐々にスルスルと滑らかになっていくので、やはり分量は守るべし。理想的な状態は、ボウルから30cmほど持ち上げたヘラからチョコレートが途切れることなく流れ落ちる程度の粘度とのこと。いまいちイメージがつかない人は、公式が公開している動画が非常に参考になるので、ぜひチェックしてみてほしい。

おおっ……!

 湯せんの温度が下がるとチョコレートが固くなってしまうので、冷めてきたら新しい湯に取り替え、人肌程度の温度をキープする。このとき、熱湯を追加すると温度が上がりすぎて油分が分離するので要注意とのこと。こまめに温度チェックしていたが、意外と早く下がってしまうので気を配ろう。

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