『地面師たち』五頭岳夫が『問題物件』にゲスト出演 小関裕太は内田理央の元同僚役に

フジテレビ系で放送中の上川隆也主演の水10ドラマ『問題物件』の第7話に、五頭岳夫と小関裕太(友情出演)がゲスト出演することが決定した。
本作は、自殺、ポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、さまざまな不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、頭が切れて腕っ節が強く、人間離れした破天荒さを持つヒーローとお人よしのヒロインが鮮やかに解決していく不動産ミステリー。
2024年に配信されたNetflixシリーズ『地面師たち』に出演したことで一躍時の人となった五頭が演じるのは、第7話のキーマンでマンション“コーポゴア”301号室の住人・猪俣広巳。再開発計画を進めるため立ち退いてほしい、新しくて住みやすい部屋を紹介すると言われるも、引っ越す意志はなく、恵美子(内田理央)から占有屋ではないかと疑われる。仮に占有屋だった場合、その背景には暴力団がいるのではないかとにらんだ犬頭(上川隆也)は、再開発を快く思っていない“太平洋組”という暴力団を調べるために動き出し……。
ヒロインの内田とは『来世ではちゃんとします』シリーズ(テレビ東京系)で共演経験のある小関が演じるのは、恵美子の営業部時代の先輩で現在は開発事業部で働く岩下圭吾。大島不動産販売の本社に出社した恵美子と偶然再会。クレーム対応の部署に異動した恵美子のことを心配しているそぶりではあるが、空気の読めない言動で恵美子を引かせる。今の部署で成果を上げている恵美子に、タワマン開発事業計画で取り壊しになる予定のマンション住人の立ち退きについて相談する。恵美子は岩下から、住人を立ち退かせてくれたら新築マンションの売り出し広告のコピー=大好きなマンションポエムを考えていいと言われ、やる気を出すが……。
コメント
五頭岳夫

私は1500世帯のマンモス団地に居住。築55年で建て替えが始まりました。毎日、救急車のサイレンが聞こえます。私は自治会で1棟(40世帯)の班長立候補3期目突入。40世帯の75%が70歳以上の高齢者で、その80%が独居。車椅子や脳障害からの歩行困難者、サポートが必要な糖尿病などの持病のある方が多数。最近ご主人を亡くした80代の方が、毎日、車椅子のご主人を押した散歩コースを1人で歩き、認知症でよく鍵が無いと私を訪ねて来ます。よく探さず依存する行為は“誰かとしゃべりたい、関わりたい”シグナルだと思い対応してます! ご主人ロス!? 台本を読み、猪俣自身の境遇など随分身近に感じ、そして役作りの参考になりました! ひとごとではないし、若いからとか年齢関係無く、必ずや誰もが通る道。行政対応がAI主流になり、独居高齢者が切り捨てられている現状を垣間見たようです。プライバシーの枠をどんどん狭め、棟の班長としても踏み込めず、居住者の隣組として歯がゆい思いです。そんな悲哀を猪俣の役を借りて表現出来たらという思いで演じました。すごい問題提起しているのですが、サラッと解決し、さらにコメディーになっていて笑えるドラマです!! どうぞお楽しみにして下さい。
小関裕太

若宮恵美子の営業時代の上司、岩下を演じさせていただきました。第7話は岩下がきっかけで、若宮たちがとある事件に巻き込まれていきます。ピンポイントの役どころにはなりますが、テンション高めだけど憎めない岩下のキャラクターを楽しんでいただけるとうれしいです! 今回は“タワマン開発事業”をきっかけに住人を立ち退かせるところから始まりますが、そこから分かっていく人物像たち。何が真実なのかわからないところが見どころになります。そして2人(若宮と岩下)の掛け合いによって、若宮の営業時代がひもとける面白いシーンにもなっていると思います。ドラマのいちファンとしては犬頭さんの正体も気になるところ。ぜひご覧ください!
■放送情報
『問題物件』
フジテレビ系にて、毎週水曜 22:00~22:54放送
出演:上川隆也、内田理央、宮世琉弥ほか
原作:大倉崇裕『問題物件』『天使の棲む部屋 問題物件』(光文社文庫刊)
脚本:松田裕子、原野吉弘、北浦勝大
演出:紙谷楓、木下高男、宮木正悟
音楽:森優太、湯浅佳代子、赤坂美和
主題歌:SPYAIR「Buddy」(Sony Music Labels)
プロデュース:江花松樹
プロデューサー:貸川聡子
制作協力:共同テレビ
©フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/mondaibukken/