『恋するムービー』と合わせて観たい! チェ・ウシクの多面性が詰まった3作品

『その年、私たちは』

『その年、私たちは』(SBS公式サイトより)

 一方で、恋愛ドラマでもチェ・ウシクは違和感なく、一人の人間として物語の中で生きている。『その年、私たちは』は、高校時代にドキュメンタリー番組に一緒に出演したことをきっかけに距離を縮めた男女2人が、大人になって再会する姿を追った物語。チェ・ウシクが演じるのは、高校時代の学力は最下位で、現在は謎多き有名画家となったウンだ。サバサバ系インテリ女子ヨンス(キム・ダミ)とは犬猿の仲だったが、やがて恋に落ちて、そして心に傷を負う。

 ウンは、おおらかで鈍感で、どこか守ってあげたくなるようなキャラクター。ヨンスとぎこちない会話をする姿や、過去のすれ違いを真正面から正そうとする姿、少し大人げないところまで、全てを温かい眼差しで見守りたくなってしまうことだろう。ノスタルジックな雰囲気と恋するドキドキが伝わってきて、自分の過去をも振り返っている感覚に陥る作品だ。

『その年、私たちは』(SBS公式サイトより)

 そして2月14日からは、パク・ボヨンと共に主演を務めたドラマ『恋するムービー』が配信されている。『その年、私たちは』の脚本家イ・ナウンと再タッグを組んだ本作でチェ・ウシクが演じるのは、やがて映画批評家になる映画オタク。映画やドラマの中で生きる俳優たちが、“映画”というド直球なテーマをどう捉えて、どのように魅せてくれるのか。また、チェ・ウシクは『その年、私たちは』から約3年経った今、恋愛作品でどのような新境地を開拓するのか注目したい。

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