星野源、野木亜紀子の“眼差し”を絶賛 『スロウトレイン』脚本を読み“ボロボロ涙”に
日本ドラマ初出演のジョンヒョクは、クランクインの1カ月前から日本語を猛特訓。「一人で練習していたので、いざ相手役がいたときにちゃんと会話になっているのか。ユンスがこの言葉を喋るときに、どんな感情で、どんなところに抑揚がつくのかをすごく心配していました」としながらも、「最初の撮影のときには若干浮ついていたかもしれませんが、自分が思っていたよりも、ユンスという役が相手役とうまく溶け込んで撮影できたのではないかと思います」と手応えを感じた様子。
相手役を演じた多部が「会話なので、毎回毎回『どうだった?』『大丈夫だった?』と質問しに来てくれて。日本語にも、日本の撮影環境にも、誠実に向き合っていらっしゃるなと尊敬しました」と賛辞を送ると、「ありがとうございます」とうれしそうに笑みを浮かべた。
印象的だった撮影を聞かれた松は、星野演じる百目鬼とのシーンを挙げ、星野も「ぜひ観てほしい」とアピール。多部は釜山での撮影が印象に残っているというが、ほとんどがネタバレになってしまうため、「ユンスといろいろあるんですよ。そこのシーンは全部好き」とざっくり報告。それを聞いて「私(葉子)が一番何もないんです。平常運転」と自虐気味に話す松だったが、星野は「ちなみに言うと、僕だけ釜山に行けなかったんですよ。だから、一番釜山エピソードがないのは僕。すごく行きかった。話を聞いて、いいなぁって……寂しかった」と本音をこぼして笑わせた。
また会見では、新春ドラマにちなんで“お正月のルーティーン”を語る一幕も。松坂は「餅つきですかね。友人の家族とうちの家族と合同で、餅つき大会を数年前からやってます。臼とかレンタルしてやるんですよ、楽しいですよ」とプライベートな一面を披露。MCからの「何で食べるのが好き?」との問いに、「うーーん……きなこぉかなー」と絞り出すように答えると、「そんなに熟考して?」と星野からツッコミが。
一方、星野と松は「お屠蘇(とそ)を飲む」、多部は「毎年同じメンバーで初詣に行く」、ジョンヒョクは「親戚に会いに行って、トック(お餅入りのスープ)を飲む」と、それぞれに新年の過ごし方を明かして盛り上がった。
あらためて松は「土井(裕泰)さんの素晴らしい温かい演出と、まずは野木さんの細やかな本で成り立っているドラマができました」と語り、「どこか“寂しさ”と一緒に生きていく。(ドラマには)そんなことを私たちに投げかけるようなムードが漂っている気がしてなりません。“寂しさ”と一緒に生きていくべき私たちの課題を、ちょっとだけお正月にふと立ち止まって考えていただけるような、そんな時間になれば。そしてまた、生きて、生きて、生きていきたいなと思っております」とメッセージ。最後は「良いお年を!」と締めくくった。
■放送情報
新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』
TBS系にて、2025年1月2日(木)21:00〜放送
出演:松たか子、多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョク、松本穂香、池谷のぶえ、倉悠貴、古舘寛治、宇野祥平、飯塚悟志(東京03)、菅原大吉、中村優子、毎田暖乃、リリー・フランキー、井浦新
脚本:野木亜紀子
プロデューサー:小牧桜
スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳
協力プロデューサー:韓哲、益田千愛
演出:土井裕泰
©TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/slowtrain/
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