伊藤健太郎、コミック誌の編集者役で連ドラ主演 共演に愛希れいか&乃木坂46 弓木奈於
伊藤健太郎が主演を務め、愛希れいかと弓木奈於(乃木坂46)が共演する連続ドラマ『未恋~かくれぼっちたち~』が、2025年1月9日よりカンテレ・フジテレビで放送されることが決定した。
1月よりカンテレ・フジテレビの木曜深夜に、カンテレ×FODドラマ枠が新設。本作は、その第1弾となるオリジナル作品。夢を諦め、自分の気持ちと向き合うことから逃げている主人公が、性格が真逆の2人の女性と向き合い、前向きに変わっていく群像劇だ。
中堅出版社でコミック誌の編集者として働く主人公・高坂健斗(伊藤健太郎)は、仕事熱心で人当たりも良く、デキル男でその上にイケメン。自宅に帰ってからも残業するなど、20代にしてはイマドキ珍しい仕事人間。しかし、それは“暇な時間”ができてしまうことが怖いから。実は、健斗にはかつて小説家を志して挫折した過去がある。今でも「小説を書きたい」という思いを心の奥に秘めながらも、本当の気持ちから逃げている。そんな中、出版社の大黒柱で、売れっ子アイドル漫画家・深田ゆず(弓木奈於)を担当することになり、彼女が抱える人気者ならではの苦悩や孤独と本気で向き合うことで、健斗の心境に変化が。さらに、健斗が大学生の頃に参加した、小説家を目指す若者向けのワークショップ“カンヅメ屋敷プロジェクト”で出会い、初めて心から本音を話せた年上の女性・鈴木みなみ(愛希れいか)が、健斗が働く出版社で働くことになる。2人の女性の間で、恋なのか、リスペクトなのか、自分でもよく分からない感情に揺れ動きながら、健斗は自分と向き合い、“本当の自分”を見つけていくが……。
カンテレドラマ初主演となる伊藤が演じる健斗は、何事にも準備を怠らず、仕事を完ペキにこなすコミック誌の編集者。ついたあだ名は“ミスターリスク回避”。「小説を書きたい」という思いを持ちながらも、その気持ちに気付いていない“ふり”をしている。そんな虚無感を抱えながら過ごしている中で、みなみとゆずと出会い、自分の気持ちに正直な2人を見て感化され、本当の気持ちと向き合っていくという複雑な役どころに挑む。
元宝塚歌劇団・月組トップ娘の愛希が演じるみなみは、新人賞を受賞した経歴のある“元小説家”で、健斗にとって忘れられない人。ゆずのファンで、ゆずの作品を連載している出版社に派遣社員として入社したところ、健斗と偶然再会することに。“普通の幸せ”を手に入れたくて、一度小説を書くことから離れたものの、健斗と再会して、感情を文字にすることの大切さを実感し、もう一度書いてみようと新たな一歩を踏み出すという役どころだ。
乃木坂46のメンバーとして活躍する弓木が演じるゆずは、シュール系漫画『ちりがみくん』シリーズが大ヒットし、作品と彼女のギャップや彼女自身のキャラも相まって一躍売れっ子になった漫画家。しかし、『ちりがみくん』が大ブームになったことで、いつまでもそのキャラから抜け出せず、自分には「シュールなへたうまアイドル漫画家」としての商品価値しかないと落ち込むが、不器用ながらも一生懸命向き合ってくれる健斗と出会い、前向きに進んでいく。
なお、伊藤、愛希、弓木の3人は、本作が初共演となる。
脚本を手がけるのは、数々のドラマの脚本や舞台の演出を手がけ、俳優としても映画『ラストマイル』や舞台『ブラック・コメディ』に出演する吉田ウーロン太、そして「劇団普通」を主宰する石黒麻衣。さらに、関西テレビ局員である木村淳と中林佳苗も参加している。
伊藤健太郎 コメント
今作への出演が決まったときの気持ちや役柄、似ている点
“普通の男性”という役も久しぶりだったので、新鮮な気分になりましたし、すごくうれしかったです。オフィスでの芝居も久しぶりだったので、日々新鮮で面白いなと思っています。僕は、健斗ほどネガティブになることが少ないので、似ている部分はそんなに多くはないと思います。でも、健斗が仕事や人間関係に対して悩んでしまう部分は、見てくださる方々も健斗に寄り添えるのではないかと思います。ある意味、すごく人間味があり、感情に正直な部分はすごく共感します。特徴がある人間というわけではなく普通の男なので、演じるのは難しいですが、そこはフラットに演じられるように頑張っています。
愛希れいかと弓木奈於(乃木坂46)のそれぞれの印象
愛希さんはすごくしっかりされている方で、現場を引っ張ってくださっているなと感じます。でも、たまにすっとんきょうなことをおっしゃるので、そこは面白いなと思います。弓木さんは、弓木ワールドがあるので、質問が質問で返ってくるみたいな、もうなんか不思議です(笑)。「今、何の話してたっけ?」ってこちらが翻弄(ほんろう)されるような、面白い部分を持っている方です。でも、お二人とも現場にいてくださると和みますし、お二人のおかげですごく楽しい時間を過ごせています。
視聴者へ見どころ
健斗は、編集者の中で“ミスターリスク回避”と呼ばれているような人間ですが、女性に対してはちょっと不器用な部分があったり、余計な一言が多かったりします。女性2人と健斗の構図やバランスも興味深くて、会社に愛希さん演じるみなみが入ってくることで、プライベートと仕事にブリッジがかかったような部分も、話が進むにつれてどんどん面白くなっていきます。劇的に何かが動いたり、感情が思いっきり揺さぶられたりするというよりは、ほのぼのとしたストーリーで、何も考えずに見られるような30分間だと思うので、日々の疲れの癒しの時間に、この作品がなってくれたらうれしいなと思います。
愛希れいか コメント
今作への出演が決まったときの気持ちや脚本を読んだ感想
私自身、現代劇の経験があまりないので、今回、挑戦できることがうれしかったですし、普段は舞台が多いので、映像でこのような役にチャレンジできることはすごく光栄でした。刺さるセリフや共感できる部分が多いので、見てくださる皆さまにも、きっと伝わるものがあると思います。テンポが良くて見やすいうえに、すごく響くものがあって、最終的にポジティブな気持ちになれるところがステキです。実際に演じてみて、台本を読んだときよりも、かなりコメディーっぽくなっている部分があって、より楽しく見ていただけるのではないかと思います。
伊藤健太郎と弓木奈於(乃木坂46)のそれぞれの印象
伊藤さんは壁を作らない方で、周りの方にすごく自然に気を使って、明るく盛り上げて引っ張ってくださる、とても優しい印象です。そして、お芝居に入った時のスイッチの切り替えが素晴らしくて、たくさん学ばせていただきました。弓木さんは、みなみのセリフにもあるように「顔ちっちゃ! かわいい!」っていうのが第一印象です。取材で初めてしっかりお話したときに、言葉のチョイスが面白い、弓木ちゃんなりの世界観があって、すごく興味深く、不思議でとにかくかわいいです。
視聴者へ見どころ
『未恋』というタイトルの中に“恋”という字が入っているので、恋愛ものに見えるかもしれませんが、それだけではなく、それぞれが抱える葛藤や人間ドラマがしっかりと描かれています。私が演じるみなみは、シングルマザーなので、特にお子さんがいらっしゃる方にも刺さると思います。幅広い年代の方に見ていただける面白い作品だと思うので、ぜひ、リラックスした気持ちで見ていただけたらと思います。
弓木奈於 コメント
今作への出演が決まったときの気持ちや脚本を読んだ感想
ドラマを見ることが趣味で大好きだったのですが、これまで演技の経験があまりなかったので、出演が決まったことを知ったときはすごくうれしかったです。ゆずの「助けてあげたい!」と思うような危うさや、ひとりぼっちだと感じている部分を読んで、最初は「大丈夫か?」と思ったのですが、読み進めていくにつれて、私も状況は違いますが、すごく共感できる部分がありました。実際に演じてみて、「こんなのかわいい、ステキだな」って想像するだけだったことも、ゆずを演じることでできちゃうこともあったので、ゆずの大胆さや素直さをとても頼もしく感じました。私にとっては挑戦でしたし、恥ずかしさもありましたが、楽しかったです。
伊藤健太郎と愛希れいかのそれぞれの印象
伊藤さんは本当に“光っちゃってる”というか、伊藤さんが来ると現場が明るくなりますし、誰に対しても同じ態度で接していて、みんなを引っ張ってくださるので、すごくステキで尊敬できる方だなと感じています。愛希さんは、(ゆずが)ライバル視している役ではありますが、お会いしたらとても優しくて、しっかりされているお姉さんでした。でも、おちゃめな部分も見えてきて、かわいらしい方だなと思います。そして、演技もすごく真摯(しんし)で、とてもお芝居が好きなんだなっていうのがひしひしと伝わってくる、ステキな方です。
視聴者へ見どころ
このドラマは、誰もが「こういうことあるよな」と思えるような感情が細かく散りばめられた作品になっていると思います。私自身にとっても、前に進んでみようかなとか、ちょっと勇気を出して誰かと話してみようって思うようなきっかけになったドラマなので、皆さんにとっても、前向きな気持ちになったり、一緒に寄り添ってくれたりするようなドラマになったらいいなと思います。
■放送情報
『未恋~かくれぼっちたち~』
カンテレ・フジテレビにて、2025年1月9日(木)スタート
カンテレ:毎週木曜24:25~24:55放送
フジテレビ:毎週木曜26:25~26:55放送
※放送時間は変更になる可能性あり
出演:伊藤健太郎、愛希れいか、弓木奈於(乃木坂46)ほか
脚本:吉田ウーロン太、石黒麻衣、木村淳、中林佳苗
プロデューサー・監督:木村淳(カンテレ)
監督:髙山浩児(メディアプルポ)、中村剛
制作協力:メディアプルポ
制作:カンテレ、博報堂DYメディアパートナーズ
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