『ONE PIECE』TVアニメ版が怒涛の展開に突入! 最新話の状況を解説【ネタバレなし】

 実際、東京や大阪の駅頭に張られた特別ポスターに描かれたキャラクターや煽りの言葉が、とてつもない衝撃が待っているのではないかと想像させる。コブラ王が描かれた「9.8 見え始めた世界」に続くポスターに記されているのは、「9.15 判明する衝撃の事実」という言葉とサボの顔。コブラ王暗殺とされる事態に関連してサボが見聞きし、ドラゴンに伝えようとした事が明らかにされる。

 その次の「9.22 報じられた2つの事件」とビビの顔が描かれたポスターからは、1088話でニュースとして報じられたサボによるコブラ王暗殺と、ビビ王女の失踪という2つの事件について、何かが語られることになるのかもしれないと分かる。シリーズの初期から登場して人気も高いビビの消息は誰もが気になっているだけに注目だ。

 そして、「10.6 己の信念がぶつかりあう」と書かれ、ルフィの祖父のモンキー・D・ガープと元海軍大将の青キジことクザンが対峙しているような絵が描かれているポスターからも大展開が予想される。これは、1114話「愛弟子のため ガープ中将の拳骨!」で愛弟子のコビーを救いに海賊島に乗り込んで、とてつもない強さを見せたガープの前に、海軍を辞めて放浪していたはずのクザンが現れ、敵対したところから続くものだ。

 どうしてクザンは敵に回ったのか。そのあたりも描かれることになりそうだが、老いたとはいえ拳骨をふるえば圧巻の破壊力を見せるガープと、海軍の最高戦力と言われたクザンの激突の行方も見物だ。そこから続く「10.13 海軍の“未来”を守り抜け」という言葉とコビーが描かれたポスターからも、ガープとクザンのとてつもないバトルを見守る海軍の面々の思いが伝わってくる。実際の展開をアニメで見る時は、同じ気持ちになってこみ上げてくるものがありそうだ。

 連載の方はさらに驚きの展開が何度も何度も繰り返されて、『ONE PIECE』という作品にとって最も重要な「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)」の正体に近づくようなエピソードが待っている。そこで世界全体を揺るがす衝撃の事実が明かされるが、TVアニメで追いかける人はその時が来るのを待ちつつ、目の前で次々に起こる大事件の衝撃に酔いしれよう。

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