広瀬すずは“奇抜な役に愛される”? 2025年に向けて出演作ラッシュな理由とは

 朝ドラ『なつぞら』(NHK)の磯智明チーフプロデューサーも、広瀬の起用理由は広瀬の起用理由を「卓越した演技力」と説明し、オーディションではなくキャスティングで決定したという。ドラマや映画の垣根を問わず、監督やプロデューサーたちは、「この役を広瀬すずに演じさせたら」と、創造力をかき立てられているのかもしれない。

 ドラマ、映画、そして近年では声優としてのアニメ作品まで、広瀬の活躍の場は多岐にわたる。2025年に向けても、広瀬の活躍は留まることを知らない。根岸吉太郎監督最新作『ゆきてかへらぬ』での主演、妻夫木聡主演の『宝島』への出演など、話題作への出演が続々と決定している。

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 広瀬が「奇抜な役に愛される女優」として揺るぎない地位を築いているのは、決して偶然ではない。それは彼女のどんな役にも真摯に向き合う姿勢と、制作サイドの予想すら超える演技で観客を魅了し続ける力によるものだ。キャリアを通じて積み重ねてきた“信頼の証”を、カズオ・イシグロ原作の『遠い山なみの光』でどう昇華させるのか。広瀬すずの新たな挑戦に、今、映画界の熱い視線が注がれている。

参照
https://www.cinemacafe.net/article/2017/09/11/52414.html

■公開情報
『遠い山なみの光』
2025年夏公開
主演:広瀬すず
原作:カズオ・イシグロ/小野寺健訳『遠い山なみの光』(ハヤカワ文庫)
監督・脚本・編集:石川慶
製作幹事:U-NEXT
制作:分福/ザフール、Number 9 Films
配給:ギャガ
©『遠い山なみの光』製作委員会

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