男子サッカー日本代表はどの作品? FIFAランキングと夏アニメの“話題度”で考えるパリ五輪

夏アニメの“話題度”で考えるパリ五輪

ほかのグループは? 死の組はグループA!

 安心できたところでほかのグループを見てみましょう。

グループA
◯2位:フランス(『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』521,379人)
 16位:アメリカ(『NieR:Automata Ver1.1a 第2クール』219,256人)
◯77位:ギニア(『逃げ上手の若君』58,498人)
 94位:ニュージーランド(『キン肉マン 完璧超人始祖編』52,686人)

グループB
◯1位:アルゼンチン(『【推しの子】第2期』828,970人)
 14位:モロッコ(『FAIRY TAIL 100年クエスト』229,628人)
 55位:イラク(『義妹生活』104,553人)
◯25位:ウクライナ(『異世界スーサイド・スクワッド』152,999人)

グループC
◯61位:ウズベキスタン(『2.5次元の誘惑』/102,331人)
◯3位:スペイン(『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』494,374人)
 36位:エジプト(『カードファイト!! ヴァンガード Divinez Season2』146,457人)
 150位:ドミニカ共和国(『先輩はおとこのこ』46,628人)

 どのグループも興味深いですが、死の組と言えそうなのがとんでもないクオリティの作品ばかり揃うグループAです。しかし、ここはさすがに本命『アーリャさん』と放送開始後の話題度を考えると『逃げ上手の若君』が抜けるのでは。最新話がものすごく素晴らしい『ニーア』、オッサン感涙ものの『キン肉マン』は惜しかった。

「NFCモード2解除」アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』

トーナメントの展開を占うと……日本メダル獲得の可能性大!

 このようにアニメの“話題度”を元にグループリーグの結果を予想し、出来上がったトーナメントの組み合わせが以下のとおりです。

 日本代表が準々決勝でぶつかる『2.5次元の誘惑』(ウズベキスタン)はエンディングのダンスがとても魅力的ですが、さすがに『しかのこ』のほうが「踊ってみた」的な動画は多そうなので勝ち確ですし、準決勝で当たるであろう『【推しの子】第2期』(アルゼンチン)にはABEMAでの配信前から『しかのこ』がプレッシャーをかけてすでに精神的勝利を果たしています。

※そんな『しかのこ』のXアカウントに、さらにプレッシャーを与えた『こうしす!』というアニメもあるのですが、残念ながら夏の放送はないため今回は考慮しません。

 決勝の対戦相手は、EURO2024でも強かったスペインでしょう。東京五輪の準決勝におけるリベンジのチャンスです。ただ、申し訳ないのですが『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』って知らない間に配信が始まっていて、数話見逃してるのでまだ全然チェックしていないんですよね。シリーズ作品もほとんど観てないし。そのため筆者はどんなアニメかよくわかっていないので予想不可能とさせてください……とは言え、日本代表は銀メダル以上を獲得できることに確信を持てました。

 やや苦しいところもあったかもしれませんが、我々はあくまでいち視聴者。あまり気負わず、肩の力を抜いて気楽に観るのがちょうどいいのでしょう。それこそ『しかのこ』を観るときのように。アニメファンのみなさんも、夏アニメと併せてシカせんべいでも食べながらパリ五輪も楽しみましょう!

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