『虎に翼』“家族”として受け入れられた道男 “魔女5”が再集結するも喜べない展開続く

『虎に翼』家族として受け入れられた道男

 道男を引き取るべきなのか悩む寅子に、よね(土居志央梨)は「いつ、いなくなるか分からんやつの言葉は届かない」と一蹴する。「こっちの道には二度と戻ってくるな」と告げ、寅子が地獄の日々に幕を降ろした時、よねは心の底から傷ついていた。影から話を聞いていた轟(戸塚純貴)が「だから怖いんだな、また関わるのが」と代弁する。よねもまた「もう私しかいないんだ」と、かつての寅子が感じていた孤独を内に秘めていたのかもしれない。「生きてりゃ道が離れることもまた交わることもあるさ」と言葉をかける轟に、よねは一点を見つめたままだ。

 よねだけでなく、“ヒャンちゃん”こと崔香淑、改め汐見香子(ハ・ヨンス)が再登場するなど、徐々に“魔女5”の面々が姿を見せ始めており、第60話のラストにはついに梅子(平岩紙)が登場。轟の言う通りに「また交わることもある」と言いたいところではあるが、姑の大庭常(鷲尾真知子)が短い時間ながら梅子に厳しく冷たい視線を送っているシーンからは、香子と同様に心から喜び合える再会とはならなそうだ。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜〜金曜8:00〜8:15、(再放送)毎週月曜〜金曜12:45〜13:00
BSプレミアム:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜8:15〜9:30
BS4K:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴、松山ケンイチ、小林薫
作:吉田恵里香
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか
写真提供=NHK

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