石原さとみ、“宝物のような経験”経てキャリアプランに変化 「全く違う感情が芽生えている」

石原さとみ、𠮷田恵輔との念願タッグを語る

『ミッシング』を経て自身のキャリアに悩みも

石原さとみ

ーー『ミッシング』以降、他の作品でもお芝居のやり方が変わったりも?

石原:役柄もあったりするので、もちろん全ての現場においてそういうやり方をできるわけではないんですけど、基本的な部分は変わったかもしれないです。それこそそのあと撮影に入った『Destiny』でも、自分1人のシーンは『ミッシング』と同じように30秒〜1分前くらいから役に入ってお芝居をしていました。『ミッシング』での経験が活きていることは確実にあると思います。

ーー石原さんが思い描いていた「この人なら変えてくれる」という願望は𠮷田監督によって叶えられたわけですが、それを経ていま石原さんは、自身の今後のキャリアについてどのように考えているんですか?

石原:いまそれをすごく悩んでいて……。今回、𠮷田監督とご一緒したいという夢が叶ったわけですが、正直、その先をあまり考えていなかったんです。この作品に入る数年前ぐらいまでは、自分の中で5年、10年単位である程度プランを考えていたんです。

石原さとみ

ーーそうなんですね。

石原:でも『ミッシング』を経験してから、自分が考えていたプランは違うなと思うようになって、全く違う感情がいま芽生えているんですよね。だからすごく悩んでいます。この宝物のような経験や学びを今後どう活かしていけばいいのか、自分ではわからなくて。だからどうすればいいか、情報を求めています(笑)。

ーーまた𠮷田監督とご一緒するとかは?

石原:それは私も思ったんですけど、𠮷田監督から「10年後に」と言われました(笑)。でも私のイメージを壊してくれる𠮷田監督と出会えたのは自分の中で本当に大きかったので、また節目のタイミングで𠮷田監督とご一緒できたら嬉しいです。

■公開情報
『ミッシング』
全国公開中
出演:石原さとみ、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、柳憂怜、美保純ほか
監督・脚本:𠮷田恵輔
音楽:世武裕子
製作:井原多美、菅井敦、小林敏之、高橋雅美、古賀奏一郎
企画:河村光庸
プロデューサー:大瀧亮、長井龍、古賀奏一郎
製作幹事:WOWOW
企画:スターサンズ
制作プロダクション:SS工房
配給:ワーナー・ブラザース映画
©︎2024「missing」Film Partners
公式サイト:missing-movie.jp

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