木村昴、初主演ドラマ『クラ好き』でエンターテイナーの真価を発揮? “身体の芝居”に期待
アニメ『ドラえもん』のジャイアン役の声優として知られる木村昴が、なんとテレビドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』(読売テレビ・日本テレビ系)で主演を務める。
木村昴、『クラスメイトの女子、全員好きでした』でドラマ初主演 共演に新川優愛
木村昴がドラマ初主演を務め、新川優愛が出演する『クラスメイトの女子、全員好きでした』が、7月から読売テレビ・日本テレビ系で放送さ…
同作は、賀来賢人が主演を務めたドラマ『死にたい夜にかぎって』(MBS/TBS)の原作者・爪切男による同名エッセイを原作としたもの。これは筆者としては非常に期待できる組み合わせだ。その理由をここに述べていこう。
冒頭に記しているように、木村といえばジャイアン役の声優として知られている。というかもはや、「ジャイアンといえば木村昴」というのが世間一般の認識だろう。『ドラえもん』といえば日本が誇るビッグコンテンツ。メインキャラクターのひとりであるジャイアンについては、知らぬ者のほうが少ないのではないだろうか。1979年から続く放送のうち、木村は2005年から“2代目ジャイアン”を務めている。
『どうする家康』木村昴に『VIVANT』花江夏樹も ドラマで声優の需要が高まっている背景
声優がドラマに出演する機会が以前にも増して当たり前になっているように感じる。昨今の出演例を挙げながら、起用が続く理由を考察したい…
『呪術廻戦』、『東京リベンジャーズ』、『遊☆戯☆王』などといった人気マンガが原作のアニメや、『ピンポン THE ANIMATION』(フジテレビ系/2014年)、さらには空前のブームを巻き起こした『THE FIRST SLAM DUNK』(2022年)などでも木村は重要な役どころを務めているが、それでもやはり20年近く続けているジャイアン役の印象が強いのは当然といえば当然なのかもしれない。
このように声優として幅広い活躍を繰り広げる木村だが、昨年の大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)では徳川家の家臣・渡辺守綱を演じ、そのコミカルな演技が長期にわたって物語を盛り上げていたことが記憶に新しい。その前年には『鎌倉殿の13人』にも姿を見せているし、そもそも彼は2009年から2023年まで、「天才劇団バカバッカ」という劇団を主宰していた。いまでも声優活動のほうが顕著なわけだが、そう、木村は俳優なのである。