“2クール連続放送”が業界のトレンドに? 『薬屋』『フリーレン』に続く注目の春アニメ4作品
『狼と香辛料 merchant meets the wise wolf』
『狼と香辛料』は、若き行商人クラフト・ロレンスと、豊穣を司る狼の化身である美しい少女ホロの旅を描いた作品だ。ロレンスは荷馬車を引く馬を相棒に、街から街へと商品を売り歩く日々を送っていたが、ある日出会ったホロの「遠く北にあるはずの故郷・ヨイツの森へ帰りたい」という望みを聞き、2人は北を目指す商売の旅の道連れとなる。
『狼と香辛料』の特徴は、経済学を駆使した推理アドベンチャーの要素が含まれ、ファンタジーの世界を舞台にしていながらも、剣や魔法ではなくあくまで商売の話がメインとなるところ。近年の“ド派手”な演出が織り込まれたアニメが続く中では珍しい、キャラ同士の深い掛け合いが見どころになるような作品とも言える。2008年に始まったアニメシリーズから10年以上が経ち、完全新作のアニメプロジェクトとして始動したことで、ファンの期待も高まっているに違いない。
『夜桜さんちの大作戦』
『SPY×FAMILY』のヒットによって空前のスパイ作品ブームが起きている。春アニメでもスパイを題材にした『夜桜さんちの大作戦』が放送される。
本作は、スパイ一家・夜桜家の10代目当主である夜桜六美と、高校生・朝野太陽を中心に描かれたスパイバトルコメディだ。家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽は、クラスメイトからは「超・人見知り」と印象づけられている。唯一話せるのは幼なじみの夜桜六美だけ。しかし、六美には代々続くスパイ一家の当主であるというヒミツがあり、様々な敵から命を狙われていた。
すでに公開されているキービジュアルでは、主人公・朝野太陽とヒロイン・夜桜六美が並び立つ背景に、印象的な夜桜が描かれている。まさに、この春にぴったりの2クールアニメとして注目を集めているのが『夜桜さんちの大作戦』なのだ。
2クール連続放送作品は、より多くの話数とクオリティで視聴者を楽しませ、作品世界により深く没入できる機会を提供してくれる。今回触れた4作品は、いずれも人気原作のアニメ化ということで、映像ならではの表現やアニメオリジナルの展開にも期待が募る。春から夏にかけて始まるこれからの半年間も、アニメファンにとって嬉しい展開となりそうだ。
参照
※ https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2403/22/news026_2.html
■放送情報
『転生したらスライムだった件 第3期』
日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠にて、4月5日(金)より毎週金曜23:00〜放送
BS11にて、4月6日(土)より毎週土曜22:00~放送
※放送日時は予告なく変更になる場合あり
キャスト:岡咲美保(リムル)、豊口めぐみ(智慧之王)、前野智昭(ヴェルドラ)、古川慎(ベニマル)、千本木彩花(シュナ)、M・A・O(シオン)、江口拓也(ソウエイ)、大塚芳忠(ハクロウ)、山本兼平(リグルド)、泊明日菜(ゴブタ)、小林親弘(ランガ)、山口太郎(ゲルド)、福島潤(ガビル)、田中理恵(トレイニー)、日高里菜(ミリム)、春野杏(ラミリス)、櫻井孝宏(ディアブロ)、沼倉愛美(ヒナタ)、浪川大輔(ダムラダ)、小野大輔(グランベル)、水瀬いのり(マリアベル)、野島健児(レナード)、竹本英史(アルノー)、飯島肇(バッカス)、相川遥花(リティス)、駒田航(ギャルド)、村田大志(フリッツ)、千葉翔也(サーレ)、日野まり(グレンダ)、山根雅史(グレゴリー)
原作:川上泰樹・伏瀬・みっつばー『転生したらスライムだった件』(講談社「月刊少年シリウス」連載)
監督:中山敦史
シリーズ構成:根元歳三
キャラクターデザイン:江畑諒真
モンスターデザイン:岸田隆宏
コンセプトアート:富安健一郎(INEI)
美術:スタジオなや
美術監督:佐藤歩
美術設定:ボワセイユ レミ、藤瀬智康、佐藤正浩
色彩設計:斉藤麻記
撮影監督:佐藤洋
グラフィックデザイナー:生原雄次
編集:神宮司由美
音響監督:明田川仁
音楽:藤間仁(Elements Garden)
アニメーション制作:エイトビット
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
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