吉高由里子×柄本佑『光る君へ』2種類の新ビジュアル公開 内田ゆき制作統括のコメントも
毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『光る君へ』の新ビジュアルが公開された。
本作は、平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した、紫式部/まひろを主人公としたドラマ。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する。紫式部役で吉高由里子が主演を務め、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は、『セカンドバージン』(NHK総合)、『恋する母たち』(TBS系)などの大石静が手がけている。
公開されたビジュアルは、道長(柄本佑)の背中にまひろ(吉高由里子)が寄りかかり、二人の信頼関係が垣間見える「二人ver.」と、まひろが筆を取る「書ver.」の2枚。
内田ゆき制作統括は、「二つのビジュアルが加わって、『光る君へ』を貫くものがより明らかになり、魅力をお伝えできると自負しております」と制作意図を述べる。
デザインを手がけたクリエイティブディレクターの市耒健太郎は、「今も世界中から愛される『源氏物語』の作者にして、謎に満ちた才女、紫式部。もしも彼女が現代に生きていたら、なにを表現して、だれに恋をしたのでしょう」とコメントを寄せた。
また、『光る君へ』とのコラボレーション企画として、NHKクリエイティブ・ライブラリーにて、平安時代の仮名文字で文をつくるWEBサービス『かなふみ』がスタート。『かなふみ』では、『光る君へ』の題字と書道指導を担当する書家・根本知が書いた122文字の仮名文字と、NHKアーカイブスの背景素材やNHKキャラクターなどを組み合わせてメッセージ画像を作ることができる。
コメント
制作統括 内田ゆきチーフ・プロデューサー
深い絆で結ばれている紫式部と藤原道長。そして、書かずにはいられない女、紫式部=まひろ。「光る君へ」が描こうとしているもの二つが、柔らかな光の中にしっかりと表れているビジュアルが完成しました。
二人バージョンでは、お互いの存在を強く感じつつ、眼差しにはそれぞれの意志がある。まさにドラマの中のまひろと道長の関係が表されています。
書バージョンには、この時代ならではの、たたずまいの自由さがあります。気負いなく筆にまかせて、でも心からあふれる言葉と真剣に向き合っているまひろです。
この二つのビジュアルが加わって、「光る君へ」を貫くものがより明らかになり、魅力をお伝えできると自負しております。
クリエイティブディレクター 市耒健太郎
「あなたの心を触りたい」
「言葉にできない文学がある」
1000年前も、今も、変わらないこと。
それは、きっと、愛というものが、根源的には自由ではないこと。
そして、才能というものは、つかみようがなく不定形であること。
はたして人生とは、運命がひらくのか、意志がひらくのか。
今も世界中から愛される『源氏物語』の作者にして、謎に満ちた才女、紫式部。
もしも彼女が現代に生きていたら、なにを表現して、だれに恋をしたのでしょう。
■放送情報
『光る君へ』
NHK総合:毎週日曜20:00〜放送/ 翌週土曜13:05〜再放送
NHK BS・BSP4K:毎週日曜18:00〜放送
NHK BSP4K:毎週日曜12:15〜放送
出演:吉高由里子、柄本佑、岸谷五朗、国仲涼子、高杉真宙、段田安則、三石琴乃、井浦新、玉置玲央、吉田羊、板谷由夏、ファーストサマーウイカ
作:大石静
音楽:冬野ユミ
語り:伊東敏恵アナウンサー
制作統括:内田ゆき、松園武大
プロデューサー:大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー:川口俊介
演出:中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろうほか
写真提供=NHK