桐谷健太は警察官を演じさせたら天下一品 2大ジャンルが絡む『院内警察』は新機軸に?
同じ警察組織の人間でも『インビジブル』(TBS系)で演じた猿渡には、恐怖を感じさせられた。実は猿渡は快楽殺人者で、数年前に同僚を殺害していたのである。そのときに主人公である志村(高橋一生)も居合わせていたのだが、猿渡は同僚に刃物を突きつけながら見た志村の顔が忘れられず、「愛しくてたまらなくなって……」「あの顔がもう一度見たかった」と“告白”。そのために志村を監視できるようなポジションについたのである。それまで猿渡はそんな狂気を感じさせなかっただけに、ゾクゾクする一場面だった。
【ネタバレあり】『インビジブル』リーパーの正体は“正義の権化” 志村になぜ執着するのか
インビジブル・キリコ(柴咲コウ)をキリヒト(永山絢斗)の元から連れ戻すために、刑事・志村貴文(高橋一生)と監察官・猿渡(桐谷健太…
今回、桐谷が演じる武良井はエリートだったが警察を辞し、警察OBが多い院内交番勤務に自ら志願。これが高い志があっての行動なのか、そうでないのかはこれから明らかになっていくのだろう。桐谷が今度はどのような警察官姿を見せてくれるのか期待が高まる。
もうひとつの注目ポイントは、ここに医療ものの要素が加わってくるということである。武良井は日々患者同士のトラブル解決や遺失物捜索に従事していたのだが、若き天才外科医・榊原俊介(瀬戸康史)がドイツから帰国したことで状況が一変する。難易度が高い手術も素早く正確に、次々とこなしていく榊原を武良井は鋭い目線で見つめ、ことあるごとに絡んでいくのだった。この2人にはなにか因縁があるのかもしれない。2人の過去にも鍵がありそうだ。
これまでありそうでなかった“刑事もの×医療もの”の作品となる本作。どのようなエピソードが盛り込まれ、全体としてどのような展開になるのだろうか。
■放送情報
『院内警察』
フジテレビ系にて、1月12日(金)スタート 毎週金曜21:00〜21:58放送
※初回15分拡大(21:00~22:13放送)
出演:桐谷健太、瀬戸康史、長濱ねる、市村正親、さとうほなみ、馬場ふみか、玄理、工藤美桜、西村元貴、神尾佑、でんでんほか
原作:『院内警察 アスクレピオスの蛇』酒井義(原作)、林いち(漫画)(秋田書店『ヤングチャンピオン』連載)
脚本:天本絵美、諸橋隼人、相馬光
演出:石川淳一、木村真人、北坊信一
音楽:馬瀬みさき
編成企画:日高峻
プロデュース:中村亮太
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
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