“2023年のヒロイン”だった浜辺美波 『約束のネバーランド』エマ役からの進化を辿る
『約束のネバーランド』の主人公・エマ役では、孤児院や母親代わりの“ママ”ことイザベラ(北川景子)の秘密を知ってしまい、これまでの幸せに溢れ守られた日々が虚像だったという厳しい現実を突きつけられる。まさに天と地を味わい、それを咀嚼し、自身の運命に抗おうとする気持ちの変化を表情や佇まいで見せてくれた。それまでの伸び伸びと無邪気に過ごしていたエマの子どもらしい姿が印象づけられているからこそ、そんな彼女らを待ち受けるあまりに過酷な運命がより際立った。
2024年も、映画『サイレントラブ』では不慮の事故で目が不自由になり、絶望の中でもがくピアニスト志望の音大生・美夏というヒロイン役、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』ではテレビ局の報道記者役で主演を務める。キャリアウーマン役の浜辺が観られるのも楽しみで、また彼女のさらなる進化と飛躍が目の当たりにできる2024年になるのは間違いないだろう。
■放送情報
『約束のネバーランド』
フジテレビ系『土曜プレミアム』にて、1月4日(木)21:00~23:28放送(一部地域を除く)
出演:浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、渡辺直美、北川景子ほか
原作:『約束のネバーランド』白井カイウ・出水ぽすか(集英社ジャンプコミックス刊)
監督:平川雄一朗
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。「正しくなれない」(UNIVERSAL MUSIC)
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社 ©2020映画「約束のネバーランド」製作委員会