『ダンまち』の祭りはまだまだ続く 10年を経てなお衰えないシリーズの魅力とは?
松岡禎丞×水瀬いのりら、『ダンまち』への思いを語る 10周年イベントで観客爆笑の朗読劇も
大森藤ノによるライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(GA文庫)が刊行され始めて10年を迎えたことを…
11月4日に開かれた『ダンまち』ファン感謝イベント「聖火祭(ウェスタ・パーティ) in 竈火の館」の最後に、『ダンまちⅤ』のアニメ制作決定が発表された際、大森藤ノは「5期は、そんな『愛』と『 』のお話です。今までとは違ったダンまちをお届けできると思うので、楽しんで頂けたら幸いです」というコメントを寄せて、アニメへの期待を誘った。「愛」は分かる。では「 」とは? 空白の中に入る言葉を想像させつつ、答えへと導くストーリーを経て、『ダンまち』は新たなフェーズへと突入していく。
ではその先は? 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』というタイトルがある以上、そこにはやはり“出会い”がなければいけない。すでにたくさんの出会いをベルは重ねて【ヘスティア・ファミリア】を大きくし、オラリオでも一目置かれる存在へと押し上げた。そうした大きな出会いとはまた別の、ベル自身が最終的に恋の相手としてどの“出会い”を選ぶのか、といった未来はまったく見えない。
アイズに決まっている? 小説の冒頭では確かにそうだった。だが、ヘスティアはどうだろうか? 同じパーティにはリリルカや春姫がいる。他にも、シル、エイナ、アイシャ、カサンドラたちがそれぞれベルに好感を抱いている。アニメ『ダンまちⅣ』を経て、ここにリューまでもが参戦してきてしまった。求めるどころか求められまくっている“出会い”がどこに決着するかで、シリーズの印象も大きく変わってくるだろう。
原作の方はどうやら終幕に向けて動き出しているようで、原作者の大森藤ノも完結までの構想は持っている様子。それがどこに落着するかを見極めるまで、『ダンまち』の祭りは続く。
■作品情報
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ』
©️大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち5製作委員会
公式サイト:https://danmachi.com
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公式Instagram:danmachi_official