『インサイド・ヘッド2』2024年夏公開決定 日本語吹替版特報&ティザーポスターも

『インサイド・ヘッド2』2024年夏公開へ

 ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』が2024年夏に公開されることが決定し、あわせて日本語吹替版特報とティザーポスターが公開された。

 頭の中の感情たちを描き、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『インサイド・ヘッド』。『トイ・ストーリー』の原案とアニメーション監督を務め、『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞、現在はチーフ・クリエイティブ・オフィサーとしてピクサー作品を世に送り出しているピート・ドクターが、娘の成長を見守る中で見つけた心の変化に着想を得て制作された。

 その続編となる本作は、思春期を迎えちょっぴり大人になった少女ライリーが主人公。転校した学校にも慣れ、ライリーの頭の中の感情たちヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリは、ライリーが幸せに暮らせるように奮闘する毎日を送っていた。しかしある時、突然大きな“謎の警報”が頭の中に鳴り響く。感情たちが暮らす司令部が壊されてしまうが、そこで新たに現れたのがオレンジ色の感情“シンパイ”だった。新たな感情はシンパイだけではなく、ティザーポスターにはシンパイのほかに、青緑色や青紫色、ピンク色の3つの感情のキャラクターも少しだけ顔を覗かせている。

 脚本は、前作でも脚本を務めたメグ・レフォヴが担当。監督は『モンスターズ・ユニバーシティ』などでストーリースーパーバイザーとして実力を磨いてきたケルシー・マンが務める。マン監督は本作について「新しいキャラクターのシンパイは、今までいた感情たちと初めて出会います。でもそれは私たちの頭の中で何が起こっているのかを考えてみると、とても理にかなっていると思います」と語った。

『インサイド・ヘッド2』日本語吹替版特報

 また、先日公開されたUS版特報がディズニーの全アニメーション作品史上最高の再生回数を記録したことについて、ドクターは「多くの人々が本作の特報をたくさん見てくれてとても嬉しく思っています」と感謝のコメント。さらに「前作が公開された時、頭の中の感情たちを描くストーリーは、1つの映画には収まりきらないほど描くべきことがたくさんあると思っていました」と、前作公開当時から彼の頭の中には続編の構想があったことを明かした。

 前作に続き日本版声優には、カナシミ役を大竹しのぶ、ムカムカ役を小松由佳、ビビリ役を落合弘治、イカリ役を浦山迅が務め、ヨロコビ役は小清水亜美が担当。前作から約8年ぶりにカナシミを演じることについて大竹は「またカナシミちゃんに出会えた喜びが大きいです。前作から8年、今回の収録のために観直して改めて『いい映画だな、キャラクター、世界観、全てが可愛いな』って思いました」と喜びを語り、「今、人の感情が薄れていってるのか、ヨロコビもカナシミも他の感情たちも、出しにくい世の中になっていると感じるので、特に日本では、感情を出すということはやはり大事だと、改めて教えてくれる映画です。また今度の作品は、新しい感情のキャラクターも増えるということで、さらに子供も大人も楽しめる作品に、作り上げられたらいいなと思います」と意気込みを明かした。

■公開情報
『インサイド・ヘッド2』
2024年夏公開
監督:ケルシー・マン
制作:マーク・ニールセン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる