八木莉可子が語る自身のターニングポイント 『パリピ孔明』で得た多くの新しい経験とは?

「次はコメディ作品に挑戦してみたい」

――AZALEAの楽曲「No Future But Go To Future」はCMJKさんの書き下ろしです。

八木:「No Future But Go To Future」は七海が葛藤しながら歌っている曲ですが、変わることを否定するのではなく肯定し、背中を押してもらえるようなとても素敵な歌詞になっています。また、曲が出来上がったときに「Go」という声が入っていてテンションが上がりましたし、そこが好きなところです。

――衣装も個性的でかわいらしかったです。

八木:AZALEAは3人ともピンクなので、お客様もピンクのものを身につけてくれたり、AZALEAのプロデューサーの唐澤(和田聰宏)さんも全身ピンク。そんなふうにテーマカラーがあるのが素敵だと思いました。スタイリストのBabymixさんが、その人の個性に合うように考えてくださっています。七海の過去が描かれるシーンもありますが、一夏(葵うたの)がギャルっぽい服装なのに対して七海はおとなしめの格好をしています。メイクも一夏と比べて薄いんですよね。そういうところにも七海の真面目さが現れていて、その人の個性に合わせたスタイリングがされているのがポイントだと思います。

――七海が英子に「実はAZALEAのメンバーだった」と告白するシーンがあると思います。八木さん自身の「実は〇〇だった」というエピソードを教えてください。

八木:実は結構怖がりです。クールに見えるみたいで、「強そう」とか言われるのですが、そんなことはなく、暗いところが苦手で怖いですね。真っ暗なところでは寝ることができないので、毎日プラネタリウムを付けて寝ています。おばけとかそういう心霊スポットにも絶対行きたくないし、血も怖いし、そんなに気が強いタイプではありません(笑)。

――今回の撮影では様々な「初挑戦」があったと思いますが、八木さんがこれから挑戦してみたいことを教えてください。

八木:関西人で、昔から面白いものが大好きなのでコメディ作品に挑戦してみたいですね。『パリピ孔明』にもコメディ要素はたくさんあるのですが、七海自体はシリアスな気持ちでいることが多かったので、次はコメディ作品に挑戦してみたいです。

――すごく見てみたいです。普段はふざけたりすることもあるのでしょうか?

八木:元々はひょうきんなタイプなんです。一見クールに見られがちですが、それを解き放てるような役に挑戦してみたいですね。

――八木さんといえば朝ドラ『舞いあがれ!』の短歌女子・秋月史子役もすごく印象的でした。いままでのキャリアの中で、ターニングポイントになったと実感した出来事はありますか?

八木:NHKさんの夜ドラ『おとなりに銀河』という作品でヒロインを務めさせていただきました。約3カ月間毎日撮影をするのも初めての経験だったので、たくさん壁にぶつかりました。それが一番のターニングポイントだと思います。

――新しい経験があったんですね。

八木:月曜から木曜まで15分の放送でしたが、今までで一番多い量のセリフを覚えました。色んなことを学ぶことができたとても心に残っている作品です。

――最後に、視聴者に向けてメッセージをお願いします。

八木:今までのドラマと違い、音楽と物語が両方とも主体になっている作品なので、ストーリーだけでなく耳で楽しんだりリズムに乗って楽しんだりと新しいドラマの楽しみ方ができます。サブスクでも楽曲が解禁されるのので、音楽をいろいろな方法で楽しんで、観てもらえたら嬉しいです。

■放送情報
『パリピ孔明』
フジテレビ系にて、毎週水曜22:00~22:54放送
出演:向井理、上白石萌歌、菅原小春、宮世琉弥、八木莉可子、森崎ウィン、関口メンディー、アヴちゃん(女王蜂)、ELLY、ディーン・フジオカ、森山未來ほか
原作:『パリピ孔明』四葉夕ト(原作)、小川亮(漫画)(講談社『ヤングマガジン』連載)
脚本:根本ノンジ
企画:髙木由佳(フジテレビ)
プロデューサー:八尾香澄
演出:渋江修平 ほか
音楽:近谷直之
制作協力:C&Iエンタテインメント
制作著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/paripikoumei/
公式X(旧Twitter):@paripikoumei_cx
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