『ハヤブサ消防団』中村倫也演じる太郎が山の怪異に遭遇 放火の真犯人は消防団員?

 中村倫也が主演を務めるドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)第3話でポイントとなるのは3つ。まずは、ラストに待ち受ける衝撃の展開、山原賢作(生瀬勝久)の家に放火をしたのは誰かということだ。

 ハヤブサ地区で次々と起きている連続放火。波川(大和田獏)の家に続き、狙われたのは林業を営む賢作の家の作業場だった。消防団の分団長・宮原郁夫(橋本じゅん)のおかげで一命を取り留めた賢作。藤本勘介(満島真之介)はこれで、山原浩喜(一ノ瀬ワタル)が連続放火の犯人でなかったことを確信づける。さらに賢作は家の前に防犯カメラをつけており、そこには犯人が映っていたとスマホの画面を郁夫に見せる。確認できるのは作業場から走って立ち去る白いウインドブレーカーを着た人影。乗り込む車の助手席にはハヤブサ消防団の帽子が置かれていた。それはつまり、消防団の中に連続放火の真犯人がいるということを意味しているのだろうか――。

 2つ目は第3話のタイトルにもなっている「山の怪異」である。三馬太郎(中村倫也)は編集者の中山田洋(山本耕史)と渓流釣りに山に入り、遭難してしまう。そこで遭遇するのが、ハヤブサ地区に住む初老の女性・映子(村岡希美)だ。その見た目から2人は腰を抜かし絶叫するが、太郎は何かに導かれるようにして山道に続く抜け道を見つける。太郎と中山田が見たライトの光は2つ。そのもう一人が、後からぬっと登場した真鍋明光(古川雄大)なのであれば、映子と真鍋は何かの理由で繋がっているのかもしれない。

 第3話冒頭で、映子が山を徘徊しながら歌っていた童歌〈手に負えん 童はどこいった/まめな子 はやくねておくれ/えーか えーか…/母ちゃんのそばに いこまいか/ぬくとい布団で ねておくれ〉という歌詞も気になるところだ。

関連記事