芳根京子が語る、広がる役幅と挑戦の姿勢 「“あのときと同じ”というのは悔しい」

「(重岡大毅と)地元一緒って言われても納得しちゃいそう」

ーー現場の雰囲気はどうですか?

芳根:本当に声を大にして言いたいんですけど、雰囲気はめちゃくちゃ明るいです。「こんなに明るい現場は他にありますか?」って聞きたいぐらい明るいです。誰かが頑張って盛り上げるんじゃなくて、みんなで底上げしている感じがします。その代わり、疲れたら全員で下がります(笑)。

ーーとはいえ、芳根さん自身がとても明るいキャラのように思います。

芳根:そうですね、できる限り明るくいたいなと思っています。だけどドラマの現場って大変で、大変じゃない人なんて1人もいないんです。だから全員は無理でも、1人でも多くの人が「この作品に携われてよかったな」って思ってもらえたらいいなと思ってます。私がその部分を考えるべきなのかはわからないですけど、一緒に仕事をする上で明るい気持ちであってほしい。どれだけ力になれているかは分からないけど、明るい現場が大好きです。

ーー今作での重岡さんとのやりとりを見ていると、とてもマッチしているように感じています。現場ではどういう話をしているんですか?

芳根:現場では中身のない話しかしてないです(笑)。「昨日カレー作ったんだ」「へー! そうなんですね!」みたいな(笑)。

ーー重岡さんはよく喋られる方なんですか?

芳根:よく喋ります。私も人のこと言えないけど、お互いすごく喋ってて、お互いで喋ってるからたまに噛み合ってなかったりして、でもそれも別にお互い気にしてないみたいな(笑)。なので、この作品が初めましてという感じがあまりしないんです。向こうは関西の方だから100%違うんですけど、地元一緒って言われても納得しちゃいそうなくらい、お互い自然体でいられてるのかと思います。

5分でわかる #それパク 第7話ダイジェスト/芳根京子×重岡大毅(ジャニーズWEST)【日テレドラマ公式】

「私も“言葉”というものには本当に気をつけたい」

ーー本作のテーマは“知財”で、ドラマでも様々な事例が詳細に描かれていきます。とはいえやはり難しいテーマであることには変わりないと感じていて、芳根さんはいまどのように考えていますか?

芳根:一つの商品、たとえばここにあるペットボトルの飲料がここに来るまでの道のりとかを考えちゃいます。これにもすごくたくさんの壁があったわけじゃないですか。いろんな部分で製造だったりラベルの形だったり、全てにおいて試行錯誤されて、ここにたどり着いてる。物に対して大切にしなきゃっていう気持ちがより一層強くなった感じがします。これまでも大変なんだろうなって想像はしてましたけど、ここまで細かく分かれてるんだとか、今回初めて知りました。

ーー個人的な話ですが、私は記事の編集をしていて、例えばタイトルの文字を1文字変えるだけで意味が全く変わってしまうことがあります。誤解を生まない表現かどうかを気をつけているのですが、本作のテーマにはそうした部分で共感しています。

芳根:嬉しいです。私も“言葉”というものには本当に気をつけたいと思っています。SNSでもよく感じることですが、ドラマでも“できる限り”と“できうる限り”で、「こんなにも意味が違うんだ」と私自身感じました。やっぱり知識は多い方がいいなと思います。

ーーそういうところに気付きをくれるドラマだと思います。

芳根:なので、観たあとに何かしら残るドラマになっていると思います。ぽーっと過ぎていく1時間ではなく、何かしら学べる時間になると思います。それはもちろん商標とかの話もそうですけど、会社での人付き合いだったり人間関係だったり、物事への向き合い方だったり、新しい発想だったり。私は亜季目線だったけど、北脇さんが言ってることも理解できる。とはいえ「理解できるけど……」という反応にもなったり。一方で初めから北崎さんの考え方をする人もいるだろうし、観た人全員にとって新しい発見がある作品だと思います。

■放送情報
『それってパクリじゃないですか?』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:芳根京子、重岡大毅(ジャニーズWEST)、常盤貴子、渡辺大知、福地桃子、朝倉あき、豊田裕大、諏訪雅、高橋努、相島一之、赤井英和、野間口徹、ともさかりえ、田辺誠一
原作:奥乃桜子『それってパクリじゃないですか? 〜新米知的財産部員のお仕事〜』(集英社オレンジ文庫刊)
脚本:丑尾健太郎
演出:中島悟ほか
チーフプロデューサー:三上絵里子
プロデューサー:枝見洋子、森雅弘、岡宅真由美(アバンズゲート)
制作協力:AX-ON、アバンズゲート
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/sorepaku/
公式Twitter:@sorepaku_ntv
公式Instagram:@sorepaku_ntv
公式TikTok:@sorepaku_ntv

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<応募締切>
6月13日(火)

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