『ペット2』設楽統&日村勇紀が犬になっても良き相棒に 大人も楽しめる豪華声優陣の共演

『ペット2』設楽統&日村勇紀が良き相棒に

 一方、日村が演じているのは、大型犬のデューク。2016年公開の映画『ペット』でマックスの飼い主・ケイティが、保健所から引き取ってきたニューファンドランドの雑種だ。

 登場した当初は、少々横柄で、マックスにいじわるなそぶりをすることもあったデューク。しかし、『ペット2』では性格が一変。マックスのそばには欠かせない、良き相棒として活躍している。

 その変貌ぶりの理由が、ケイティに迎え入れられてから3年のときを経て、ケイティ、ケイティの夫・チャック、子ども・リアム、そしてマックスら仲間たちからの愛情を存分に受けているからなのかと想像すると非常に微笑ましい。

 特に『ペット2』では、旅先でウシに声をかけるシーンがあるのだが、そこでのデュークは前作からは想像できない姿。初対面のウシを煽り、ウシに煽られ返されるのだが、デュークがそれを受け流す姿は成長を感じさせる。そんな変化を、日村は普段よりも少々ゆっくりとした話し方で表現。憎めないデュークを好演している。

 豪華声優陣の中で、ピックアップしたいのはマックスとデュークの飼い主、ケイティを演じる佐藤栞里だ。佐藤といえば『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系)でのサブMCや、『王様のブランチ』(TBS系)での総合司会などで活躍中。モデルとして活躍する一方、ラジオ好きも相まって、喋り仕事をすることが多い印象だ。

 正直、佐藤栞里として喋る仕事に比べると、演技の仕事はそこまで多くはない。しかし、そうは思わせないのが努力家としても名高い佐藤だ。

 優しくも、パワフルなケイティを、普段よりもほんのり高めのハツラツとした声で表現。口の動きと合わせるのが難しい吹き替え版のアニメーションを、違和感なくこなしているのだからさすがだ。

 このほかにも、伊藤沙莉、永作博美、宮野真守、梶裕貴など豪華声優陣が揃い踏み。子どもはもちろん、大人も楽しめるハートフルで楽しい内容なので、ぜひゴールデンウィークの幕開けにチェックしてみてはいかがだろうか。

参照

https://realsound.jp/movie/2019/02/post-317458.html

■放送情報
『ペット2』
フジテレビ系にて、4月29日(土)21:00~23:10放送
声の出演:パットン・オズワルト、エリック・ストーンストリート、エリー・ケンパー、レイク・ベル、ティファニー・ハディッシュ、ハリソン・フォード、ニック・クロール、クリス・ルノー、ジェニー・スレイト、ケヴィン・ハート
日本語版吹替声優:設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、佐藤栞里、永作博美、伊藤沙莉、内藤剛志、宮野真守、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖
監督:クリス・ルノー
共同監督:ジョナサン・デル・ヴァル
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