『ペット2』設楽統&日村勇紀が犬になっても良き相棒に 大人も楽しめる豪華声優陣の共演
バナナマンの設楽統、日村勇紀、佐藤栞里など、今やドラマにバラエティにと幅広く活躍する彼らが、日本語吹き替え版の声優として名を連ねた映画『ペット2』(2019年)が、4月29日21時からフジテレビ系にて地上波初公開される。
同作は『ミニオンズ』シリーズや、現在、世界中を熱狂させている『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を手がけるイルミネーション・エンターテインメントが制作したアニメーション映画。飼い主たちがいない間のペットたちの様子を描いた、2016年公開の映画『ペット』の続編だ。
『ペット2』で物語の主軸となるのは、ニューヨーク・マンハッタンで、飼い主のケイティに愛されて暮らすテリア系のマックスと、その相棒・大型犬のデューク。この2匹を演じているのは、お笑いコンビ・バナナマンの2人だ。この作品以前も2012年公開の映画『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』や、2015年公開の映画『ミニオンズ』などの作品で、コンビそろって声の出演をしている2人。アニメーション映画のゲスト声優として、芸人が出演することは珍しくないが、2作続けてコンビでメインを張るのは異例のようにも思える。
実際、続編が決まった際、設楽は「前作で吹き替えを担当させて頂いて、2回目はオファー来なかったらどうしようかなって思っていたんですが、本当に嬉しいです」とコメント。(※)アニメ映画の吹き替えキャストとして抜擢されることが、いかに当たり前のことではないかを物語ったコメントのように感じた。
設楽が演じるマックスは、心配性で少し神経質なようにも見受けられる性格。もともとは子ども嫌いだったが、飼い主・ケイティの息子リアムが生まれてからは一変。リアムが怪我をしたり、危険な目に合ったりしないよう奮闘する姿は愛らしい。
マックスのかわいらしいところは、自分ではしっかりしていると思っているが、実はそうでもないところ。そんなマックスの中に共存する相反する性格のバランス感を両立させるのに、設楽の声が絶妙なのだ。特におてんばに叫びながら走るシーンでの声や、気弱な表情で出すか細い声の使い分けは心地よい。マックスを演じているのが設楽であることをエンドロールまで忘れさせる憑依っぷりだ。