島崎和歌子、『らんまん』を機に俳優として引っ張りだこに? バラエティ女王の快活な演技

島崎和歌子、『らんまん』で俳優として飛躍?

 4月24日、Twitterで「島崎和歌子」のキーワードがトレンド入りを果たした。彼女が、NHK連続テレビ小説『らんまん』に出演したことがきっかけだ。

 島崎が演じたのは、政治結社「声明社」を支援する女性・楠野喜江。彼女は「租税を収める人民にこそ、政治に参加する権利がある! そしてこの権利は、男に女、皆平等にある」という「声明社」のリーダー・早川逸馬(宮野真守)の演説に同調。夫に先立たれ、戸主となって税金を払ってきたと振り返る喜江は「ほうじゃったら女のあてにも、政治に参加する権利があるはずじゃ!」と主張した。また、綾(佐久間由衣)を見つけるなり、「これはおなごの話でもあるきよ。ほんじゃき、おなごこそ今から生きんと!」と次回の演説会にも来るよう誘った。

『らんまん』神木隆之介が顔で笑って心で泣く 宮野真守&島崎和歌子がもたらす新時代

万太郎(神木隆之介)が東京から高知に帰ってきた。浦戸の港に降り立って早々、道端に咲く草に挨拶する万太郎。迎えにきた綾(佐久間由衣…

 このパワフルなキャラクター、逸馬と織りなす“声量大きめの熱い演説シーン”は瞬く間にSNSで話題をかっさらい、多くのネットニュースにもなった。中でも目を引いたのが、島崎への「ハマり役」という声だ。

 それもそのはず、島崎は、本作の舞台である高知県出身。生まれ故郷の土佐弁に違和感がないのはもちろんのこと、彼女自身も「高知の女性は黙っていられないので役作りいらずでした(笑)」と言うほど、喜江と島崎がリンクしていた。(※)バラエティでよく見る島崎の“それ”が喜江の人柄に組み込まれていて、彼女のために作られた役なのではないかと思うほど適任だった。もし、この時代に島崎がいたら、こうやって人々を活気づけていたのかも……とすら想像してしまう。

 現在、島崎は『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)のパネラー、『人生最高レストラン』(TBS系)の女将など、多数のバラエティ番組にレギュラー出演中。30年以上続く『オールスター感謝祭』(TBS系)では、第1回からMC席に立ち(当時18歳!)、春秋の改編時期となると、俳優や芸人を前に大回しをしている。

 こうしたバラエティタレントとしてのイメージが強い彼女だが、じつは、ドラマや映画にも多数出演しているのをご存じだろうか。たとえば、1989年に放送された特撮番組『魔法少女ちゅうかないぱねま!』(フジテレビ系)では、主人公のいぱねまを演じて子どもたちのヒーローに、2008年に放送された『三代目のヨメ!』(TBS系)と2009年に放送された『オーバー30』(TBS系)では昼ドラ枠で主演、2022年に公開された映画『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』にて、ふたたび特撮作品に出演した。そのほかにも、2時間ドラマや連続ドラマにもキャストとして名を連ねている。

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