杉野遥亮、『罠の戦争』草彅剛との再共演に意欲 「もっと成長した姿をお見せしたい」

杉野遥亮、『罠の戦争』草彅剛との共演を語る

眞人は、自分の意見や軸をしっかり持っている人

ーー第10話の最後には、眞人と鷲津が敵対関係になる場面が描かれました。お二人で、芝居の打ち合わせはされたのでしょうか?

杉野:いや、していないです。ただ、そこに向けて作り上げていきたいとはずっと思っていました。あのシーンは、個人としては「まだまだできた」という気持ちが強く、悔しさが残っているのですが、現状の自分はここまでだと受け入れて、また頑張っていきたいと思います。

ーー第10話はとくに印象的な回でしたよね。

杉野:あの回の鶴巻(岸部一徳)さんのセリフとか、僕自身もすごく考えさせられました。『罠の戦争』は、人間の在り方がよく表れているドラマですよね。台本をもらった時も、いろいろなことを考えました。もしかしたら眞人が、鷲津のあとをたどることもあるかもしれないよなぁ……って。

ーー眞人が最終的に鷲津に復讐することを杉野さんは事前に知っていたのですか?

杉野:はい、最初からうかがっていました。だからこそ、むずかしさもあって。自分のなかで、お兄さんへの想いを抑えるか、出すか。感情だけで積み重ねていくわけではなく、ロジカルな面も必要な役柄だったので。バックボーンに感情移入するだけじゃだめだった。ただ、眞人を演じながら右往左往していたのが、結局彼のキャラクターにリンクしていたのかもしれません。

ーー監督やキャスト陣に相談をされたこともあったのでしょうか?

杉野:第10話のラストシーンは、監督に相談しましたね。僕、6年前放送の『嘘の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)にも出演させていただいてたので、スタッフも同じ方が多かったんです。本音を言うと、やっぱり悔しい気持ちが強いんですよ。亡くなったお兄さんのことを自分のなかで膨らませていくのとか。反省会になっちゃうけど(笑)。だから、もしまたご一緒できることがあれば、もっと成長した姿をお見せしたいなと思っています。

ーー最終的に、眞人にはどのような道を歩んでいってほしいですか?

杉野:眞人って、自分の意見や軸をしっかり持っている人だと思うんです。だから、そこに関してはブレてほしくない。今回、鷲津の立ち位置が変化したように、同じようなことが眞人にも起きるかもしれないけれど、彼なら大丈夫とどこかで思っています。

ーーでは、最後に最終話の見どころを教えてください。

杉野:眞人にもしっかり感情の決着がつきます。あとは僕ずっと、可南子(井川遥)さんのことを素敵だなぁと思っていたんです。いい奥さんだなって。だから、鷲津の夫婦関係も含めて、心にグッとくるような、ホロっとくる最終回になっていると思います。

■放送情報
『罠の戦争』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週月曜22:00〜放送
出演:草彅剛、井川遥、杉野遥亮、小野花梨、坂口涼太郎、白鳥晴都、小澤征悦、宮澤エマ、飯田基祐、本田博太郎、田口浩正、玉城裕規、高橋克典、片平なぎさ、岸部一徳ほか
脚本:後藤法子
演出:宝来忠昭
演出・プロデューサー:三宅喜重
プロデューサー:河西秀幸
音楽:菅野祐悟
主題歌:香取慎吾×SEVENTEEN「BETTING」(Warner Music Japan)
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/wana/

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