竹内涼真、玉城ティナのたくましさに驚き? 『きみセカ』で得た気づきを語り合う

竹内涼真、玉城ティナのたくましさに驚き?

竹内涼真と玉城ティナにとってのユートピア

『君と世界が終わる日に』©︎HJホールディングス

――Season4では2人がユートピアを目指すことになりますが、竹内さんと玉城さんが「過酷な撮影を終えてたどり着くユートピア」を教えてください。

玉城:私のユートピアは沖縄です。沖縄は私の地元ですが、大人になって一層地元が好きになる感覚がありますね。常に刺激的な環境に置かれていると、沖縄に帰ったときの何もなさがとても居心地がいいと実感します。

竹内:僕は山ですね。去年、プライベートで初めて本格的な山登りをしましたが、ひたすら頂上を目指して登る時間が考えごとをするのにとても適しているなと思いました。海もリラックスできますが、いろんなお店があったり興味を引くものが多いんですよ。その点、山は目的が明確なので集中できますし、仕事のことでいろいろとひらめいたりもします。僕は形から入るタイプなので、自分の好きなウェアを全身揃えて行きましたが、それも楽しかったですね。

(左から)玉城ティナ、竹内涼真

――『君と世界が終わる日に』を通して、自身の考え方が揺さぶられたり価値観が変わったりしたことはありますか?

玉城:生きるか死ぬかの極限状態で裏切りもある中、明日葉の信じているものを曲げない姿勢には尊敬の気持ちがありました。私のような仕事をしている場合、その時々の監督や脚本の正解というものがあるので、自分があまりに頑固では難しい。柔軟に曲げることも必要になってきます。でも今回の脚本を演じていて、改めて明日葉の信念を曲げない強さには純粋に尊敬しました。

竹内:『きみセカ』を通して、台本の読み方でとても勉強になったことがあります。この作品では主人公が何度もつらい目に遭いますが、シナリオを読むときに俯瞰で「自分が悲しい状況にいる」と思って読んではいけないということです。演じる自分が悲しくなってしまったら、それは「頑張って乗り越えようとする人」でなく「悲しんでいる人」になってしまうような気がするんです。主人公が困難や障害に対して最後の一分一秒まで一生懸命に乗り越えようと頑張っている姿を見るからこそ、自然と感情移入するし応援もしてくれるのだと思います。こんなに悲しいことや大変なことが降りかかる役は初めてなので、気づくと“被害者”になってしまうことが多いのですが、そこはすごく気をつけるようになりました。Season3のクライマックスのシーンで来美(中条あやみ)を撃つときも、悲しむだけでなく、その悲しみを乗り越えないといけないと思いましたし、そういうふうに台本を読むようになりました。

玉城ティナ

――まさに視聴者は響のヒーロー性や乗り越えていく姿勢を求めていますものね。

竹内:そうなんです。だから、最後まで頑張らないといけないなと。『きみセカ』で響を演じるようになり、自分の中では本の読み方が一番変わったと感じています。

――玉城さんは役作りで気をつけていることは?

玉城:年齢や経験を重ねるにつれ、100%作ってから現場に行くことはほとんどなくなりました。現場に行ってから気づくことも多いし、その部分の柔軟性や対応力を求められてくるので、全てにおいて「やりますよ」という姿勢で挑むようにはしていますね。

竹内:玉城さんが「やります」と言ったときには、「本当に? 大丈夫?」っていつも思うのですが、「大丈夫です」と力強く答えてくれるので、安心してお任せしています。

竹内涼真

――なるほどありがとうございます。では最後にSeason4の見どころをお願いします。

玉城:裏切ったり裏切られたりの極限状態で出るものこそが人間の本質だと思うのですが、それぞれが自分の正義を信じてぶつかっていく中で、響と明日葉という正反対の性格を持つキャラクターを筆頭に、どうやってみんなが生き残っていくのか、それとも生き残れないのか。みんなが100%で生きようとする気持ちは血みどろになりながらも美しいものがあると思うので、そこをぜひ観ていただければと思います。

竹内:Season1から響を見てくれている視聴者は、もしかしたら「どうしちゃったんだろう、響」と思うかもしれません。一番近くにいる明日晴にも、いろいろとひどい態度を取り続けますが、最後には、彼がどうしてそういう行動をとったのか、そこから何を生み出したいのかが明確になりますので、先ほど話した余白をそれぞれの思うように埋めていただきたいです。また今回から新しく加わるいキャストの方も多いので、よりカラフルな人間模様をお見せ出来るんじゃないかなと思います。Season3や特別編で匂わせていた伏線も、どんどん回収されていくので、楽しみにしていただけたらうれしいです。

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※複数のお申し込みが発覚した場合、ご応募は無効とさせていただく場合がございます。

<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://twitter.com/realsound_m

<応募締切>
4月3日(月)

■配信情報
Huluオリジナル『君と世界が終わる日に』Season4
Huluにて独占配信中
出演:竹内涼真、玉城ティナ、飯豊まりえ、前田公輝、桜井日奈子、溝端淳平
シリーズ構成:丑尾健太郎
脚本:丑尾健太郎、神田優、佃良太、小島剛人
音楽:Slavomir Kowalewski、A-bee、會田茂一、ノグチリョウ
制作:田中宏史、長澤一史
チーフプロデューサー:三上絵里子、茶ノ前香
プロデューサー:鈴木亜希乃、高橋浩史、伊藤裕史、白石香織
演出:菅原伸太郎、保母海里風、山田信義
制作協力:日テレアックスオン
制作プロダクション:日本テレビ
製作著作:HJホールディングス

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