菊地凛子が波の荒い海を見つめる 熊切和嘉監督作『658km、陽子の旅』特報映像
熊切和嘉が監督を務めた菊地凛子主演映画『658km、陽子の旅』が7月28日に公開されることが決定。あわせて特報映像が公開された。
熊切監督と菊地が『空の穴』(2001年)以来、22年ぶりにタッグを組む本作は、父の訃報を受け東京から青森県弘前市の実家までヒッチハイクをすることになった陽子が、東京、福島、宮城、岩手、弘前をたどる旅の中で出会う人々とのトラブルやあたたかい交流を通して、後悔を抱え孤立した心を癒していく一夜のロードムービー。
公開された映像では、長く続く海岸沿いの道を、ひたすら歩みを進めていく主人公・陽子(菊地凛子)。熊切監督作品『私の男』(2013年)に続き音楽を担当するジム・オルークの曲が響く中、波の荒い海を見つめ、砂浜に横たわり空を見つめるシーンが映し出される。
また、菊地をハリウッドで大抜擢した『バベル』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督と菊地が主演を務めた『ナイト・トーキョー・デイ』のイザベル・コイシェ監督がコメントを寄せた。
コメント
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
彼女が過去と対峙する姿に、悲しく胸を締め付けられた。彼女の苦痛や悲しみは、観客の心を突き刺し、目が離せなくなる。熊切和嘉は、主人公の痛みや雰囲気を探求し、見事に描き出し、素晴らしい仕事を成し遂げた。
イザベル・コイシェ
この映画は孤独と敗北を描いた、力強い物語だ。人生の岐路に立つ孤独な女性を映し出し、観客の心を確実に揺さぶるだろう。
■公開情報
『658km、陽子の旅』
7月28日(金)ユーロスペース、テアトル新宿他全国順次公開
監督:熊切和嘉
原案&共同脚本:室井孝介
共同脚本:浪子想
出演:菊地凛子
音楽:ジム・オルーク
製作:『658km、陽子の旅』製作委員会(カルチュア・エンタテインメント、オフィス・シロウズ、プロジェクト ドーン)
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給・宣伝:カルチュア・パブリッシャーズ
宣伝協力:DROP.
©2023「658km、陽子の旅」製作委員会
公式サイト:https://culture-pub.jp/yokotabi.movie/