『アントマン』最新作は“らしくない”シリアスな展開に? 人気ヴィランのモードックも登場
ただMCUではコミックの設定を変え、映画オリジナルのモードックを登場させるようです。まずコミックのモードックは素顔をさらしていることが多いですが、この予告編ではマスクを被っていますね。また、コミックではモードックと関係性の深いA.I.Mは、MCUならではの独自設定で『アイアンマン3』にすで登場しています。なのでA.I.Mの科学者ジョージが変身するというわけではなさそう。では誰がモードックになるのか?
(ここからは多くの海外のメディアが指摘しており、僕も改めて確認したのですが、)この予告編の57秒目をご覧ください。一瞬だけモードックがマスクを外している素顔が写ります。どうやらこの顔はコリー・ストールという役者さんっぽい。このコリー・ストールは『アントマン』でヴィランとなるダレン・クロス/イエロージャケットを演じていた俳優さんです。つまり『アントマン』で量子世界へと墜ちていったダレン・クロスがなんとモードックになった、と考えられるわけです!
いやあ、この設定には正直驚きました! もちろんカーンの暴れっぷりも楽しみですが、僕自身モードックも大好きなので、このMCU版モードックの活躍にも期待しちゃいます。
なお47秒目ぐらいにカーンの拠点と思われる都市が映りますが、なんとなくシャン・チーのテン・リングスっぽいですよね? まさかテン・リングスはカーンが作った?
また日本語字幕では「新たなる支配が」「迫り来る」ですが、オリジナル版では「WITNESS THE BEGINNING」「OF A NEW DYNASTY」(目撃せよ、新たなる支配の始まりを)で、DYNASTY=ダイナスティ(支配者層)という次のアベンジャーズ映画に向けた言葉が入っています。
まだまだ気になる点や驚きいっぱいの予告編ですが、例によってMCUは予告編以上のものを見せてくれるので、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』はかつてない衝撃をもたらしてくれるのではないでしょうか。
■公開情報
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
2月17日(金)公開
監督:ペイトン・リード
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファー、ジョナサン・メジャース、キャスリン・ニュートン、ビル・マーレイ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2023