第75回カンヌ映画祭グランプリ受賞 ルーカス・ドン監督『CLOSE/クロース』今夏公開へ

 ルーカス・ドン監督最新作『CLOSE(原題)』が、『CLOSE/クロース』の邦題で今夏全国公開されることが決定した。

 本作は、バレリーナ志望のトランスジェンダーの姿を描いた前作『Girl/ガール』が第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞したドン監督の最新作。主人公は、学校でも放課後でも24時間ともに過ごす大親友である13歳のレオとレミ。ある日、親密すぎるあまりクラスメイトにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、そっけない態度をとってしまう。気まずい雰囲気のなか、二人は些細なことで大喧嘩になり……。

 第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、グランプリを受賞した本作。第80回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞にノミネートを果たし、第95回アカデミー賞では前作『Girl/ガール』に続き、国際長編映画賞のベルギー代表としての予備候補(ショートリスト)に選出されている。映画製作・配給スタジオA24が北米配給権を獲得したことでも注目を集めている。

■公開情報
『CLOSE/クロース』
今夏、全国公開
出演:エデン・ダンブリン、グスタフ・ドゥ・ワエル、エミリー・ドゥケンヌ
監督:ルーカス・ドン
配給:クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES
©Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022

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