松本潤、第1回の見どころシーンは「全部」 有村架純&野村萬斎と『どうする家康』を語る

松本潤、『どうする家康』に手応え

 2023年1月8日より放送されるNHK大河ドラマ『どうする家康』の記者会見が12月12日にNHKにて開催され、主人公・松平元康/徳川家康役の松本潤、瀬名役の有村架純、今川義元役の野村萬斎が登壇した。

 NHK大河ドラマ第63作目となる本作は、1人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く。主人公・家康を松本が演じ、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。

 この日は記者たちに向けて、完成した第1回の試写会が行われた。主演を務める松本は「やっとここまで来たかという気持ち。ここから放送まであと1カ月、皆さんの力もお借りしながらしっかりと宣伝をしていきます」と挨拶。第1回を観た有村は、「古沢さんの脚本で見やすく軽やかなのですが、重厚感のある作品に仕上がっていると思います。最後まで楽しんでいただけたら」と魅力をアピールする形で続くと、萬斎は「29年ぶりの大河ドラマです。“マツジュン”が家康ということで馳せ参じました」とおどけ、松本も嬉しそうに笑みを浮かべた。

野村萬斎

 『どうする家康』のタイトルバックは、現在放送中の『鎌倉殿の13人』(NHK総合)とは打って変わったような、鮮やかな色彩とポップな色合いが印象的な映像となっている。松本もこの映像は気に入っているようで、「抽象的ではあるけど、これから起こっていくものがどういう世界かを表現しています」とその意図を説明。続けて、「何よりも(クレジットに)自分の名前が載っていることがなによりもうれしいです。これは両親も喜ぶなと。『息子やったぞ!』という気持ちです(笑)」とコメント。有村も自身の名前が載っていることは大きな喜びだったそうで、「うわっ!と身震いするような気持ちでとってもうれしかったです」とうれしそうに語った。

 第1回から迫力の合戦シーンが繰り広げられる本作。松本演じる元康をはじめ、三河家臣団たちの甲冑姿も大きな見どころのひとつとなっている。松本は、甲冑をはじめとした衣装への思いを次のように語る。

「普段まったく触れない衣装なので、着るだけで役に近づいていけます。今も撮影中に、義元公からいただいた金陀美具足(きんだみぐそく)を着ると、背筋が伸びるといいますか、これから生命をかけた戦いに挑むんだと意識できています。(萬斎を見ながら)いつも太守様(今川義元)を思い出しているんですよ」(松本)

「私が演じる義元はいろんな解釈があって、お歯黒をしているような貴族化している人物として描かれていることもありました。が、今回は文武両道に優れた人物として描かれておりまして、戦の場では汚れのない白を、普段は禅の影響を受けた深い紺色の着物を着た人物になっています」(萬斎)

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