西野七瀬、工藤阿須加、奥野瑛太ら『いちげき』新キャスト発表 メインビジュアルも公開
染谷将太、町田啓太、松田龍平が共演する正月時代劇『いちげき』(NHK総合)のメインビジュアルが公開。あわせて新キャストも発表された。
本作は、小説『幕末一撃必殺隊』を原案にしたコミック『いちげき』を原作に、幕末期、江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の活躍を描く物語。
舞台は大政奉還直後の江戸。徳川滅亡を図り江戸城下でろうぜきの限りを尽くす薩摩藩士に対し、大規模な戦争を避けたい勝海舟は、会津藩の武士でも庄内藩の武士でもなく「村の力自慢」や「大男」、「村一番の速足」や「機転の利く小男」などバラエティーに富んだ百姓たちを寄せ集め、私設部隊を秘密裏に立ち上げる。多額の報奨金を目当てに集まった丑五郎(染谷将太)や市造(町田啓太)ら百姓たちは、初めて握る刀に動揺しながらも、元新選組隊士の島田幸之介(松田龍平)に特別な訓練をうけ、日に日に成長。そして初陣。雄たけびとともに威勢よく出陣した百姓軍団の彼らには「一撃必殺隊」という名が付けられるのだった。
「一撃必殺隊」の丑五郎を染谷、市造を町田、元新選組隊士の島田幸之介を松田がそれぞれ演じる。語りを6代目・神田伯山が担当。脚本を、本作が初めての時代劇となる宮藤官九郎が手掛ける。
新たに発表されたキャストは6名。主人公・ウシが出会う女郎・園役を西野七瀬、島田と共に、一撃必殺隊に剣術を教える元新選組隊士・和田六郎役を工藤阿須加、御用党の首謀者・相楽総三役をじろう、相楽と共に御用党を指揮する薩摩藩士・益満休之助役を奥野瑛太、島田と和田に陰で指示を出す勝海舟役を尾美としのり、そして、ウシの宿敵となる最強の薩摩藩士・伊牟田尚平役を杉本哲太がそれぞれ演じる。
公開されたメインビジュアルには、丑五郎、市造、島田のほか、「一撃必殺隊」の面々が写し出されている。
コメント
西野七瀬(園(ソノ)役)
園は、一見すると大人の女性のようなイメージがありますが、年齢的にはまだ十代。監督ともお話しして、大人っぽくなりすぎず、ただ子どもでもなく、そのバランスを意識しつつ演じました。目の前ですごいことが巻き起こっていてもあまり取り乱すことがない、肝が据わっているところも園の魅力なのかなと思います。青春群像として、エンタメ感のある、私自身もっと続きが見てみたいと思いました。ぜひ楽しんでいただけたらと思います。
工藤阿須加(和田六郎役)
元々、原作者の松本先生の漫画を読んでいたのでオファー頂いた時は素直に嬉しいと思いました。
演じさせて頂いた和田は芯の通った侍。立ち振る舞いや剣術においても誰よりも武士らしい。
農民と侍の違いも面白さの一つだと思います。
時代を生きた若者たちの群像劇。そのエネルギーを感じてもらえたら嬉しいです。
じろう(相楽総三役)
LIFE!でもよくご一緒させて頂いてる塚地さんに「じろうくんにぴったりの役!」「原作のイメージまんま!」などと声をかけて頂いて、楽しみにしていたら、冷徹で残酷な悪の親玉みたいな役でした。
塚地さんとは今度ゆっくりお話したいと思います。
奥野瑛太(益満休之助役)
益満休之助、幕末の薩摩藩士……これだけでも身の引き締まる思いでした。幕府軍への挑発を繰り返す中、各々の立場やいろんな思惑が目まぐるしく交錯し、嫌な事や不本意なこともあったりして、必ずしも道義的ではなく、訳がわからなくなりそうになり「ありゃ?これ何のために誰のためにやってる?」なんて思ったりもしながら、それでも漠然と個人的な信念を抱き、敢えて肩肘張って、時には刀を投げ捨てて。
激動していく時代に翻弄されながらも必死に生きようとする登場人物達の姿に、僕自身明日へのエネルギーをいただき、撮影に臨みました。ぜひ、御覧ください!!
尾美としのり(勝海舟役)
日本人なら知らない人はいないであろう勝海舟を演じさせてもらいました。勝海舟を好きな人には怒られそうですが、ちょっと軽い勝海舟になっていると思います。宮藤官九郎さんの台詞をキッチリ覚えて、現場で松田礼人さんの演出どおり演りました。OKもらいました。私を怒らないで下さい。
激動の時代、名も知らぬ若者たちの成長を描くドラマ『いちげき』是非観てください!
杉本哲太(伊牟田尚平役)
宮藤官九郎さんの時代劇。
楽しみでしかありません!
今回、薩摩藩の化け物侍の役をやらせていただきました。
宮藤さんのシン・時代劇をお楽しみに!!
■放送情報
正月時代劇『いちげき』
NHK総合・BS4Kにて、2023年1月3日(火)放送
出演:染谷将太、町田啓太、松田龍平ほか
原作:『いちげき』松本次郎・『幕末一撃必殺隊』永井義男
脚本:宮藤官九郎
音楽:遠藤浩二
演出:松田礼人(TBSスパークル)
制作統括:樋口俊一(NHK)、加藤章一(TBSスパークル)
プロデュサー:塩村香里(TBSスパークル)