『THE FIRST SLAM DUNK』が待ちきれない! 今ある情報からストーリーを予想

 12月3日に公開される映画『THE FIRST SLAM DUNK』。手書きではなくCGで描かれること、メインキャラクターの声優の総入れ替えを直前になって発表したことなど、徐々に情報が開示されている。ただ、どのようなストーリーになっているのかは明らかになっておらず、ヤキモキしているファンは多い。そこで勝手ながら映画で描かれるストーリーを予想してみた。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』予告【2022.12.3 公開】

 まず、テレビアニメでは描かれなかった全国大会での勇士が見られるのではないか。やはり、原作の“最終戦”にあたる山王戦を切望するファンが多く、筆者も桜木と流川のハイタッチをアニメーションで観たい。ただ、『THE FIRST SLAM DUNK』と“THE FIRST”と入っている通り、続編があることも予想される。『THE FIRST SLAM DUNK』では全国大会の初戦でぶつかる豊玉戦になり、豊玉戦を終えて山王戦が始めるちょうどいいところで終了。「『THE SECOND』来春公開!」みたいな予告がエンディング後に流れるのかもしれない。

 とはいえ、本命は全国大会終了後のオリジナルストーリー。つまりはウィンターカップの出場権をかけたトーナメントが『THE FIRST SLAM DUNK』のメインになるのではないか。そもそも、公式Twitterは11月10日、「私たちは、スラムダンクを昔から愛してくださってる方も、 はじめて見る方も、とにかく楽しんでもらいたい、 という思いで制作を続けてきました」とツイートしている。長年のファンも『SLAM DUNK』を知らない人でも楽しめる内容になっているのであれば、全国大会終了後の展開が予想される。

 加えて、ポスターでも宮城リョータが真ん中におり、公式サイトのキャスト欄でも宮城役の仲村宗梧がメインと思われる一番左。11月4日に公開された予告映像でも、湘北メンバーが円陣を組む際、赤木ではなく宮城が「俺たちならできる」と鼓舞していた。3年引退後にキャプテンに就任した宮城がストーリーの中心になることが予想されるため、やはり全国大会後の話しになる。

 また、『THE FIRST SLAM DUNK』ではCGで描かれているが、CGの場合は身体を細かく動かすことが可能。実際、予告映像を観る限り、現実のバスケを思わせるような、身体の動きやボールが手に吸い付く感じが再現されており、リアリティの追求を軸に据えているように感じる。『SLAM DUNK』が連載していた時は前半20分、後半20分だったが、今現在は1クォーター10分を4回行うようになった。現在とは異なるルールで行われた豊玉や山王との試合を描くことは、リアリティから離れることになるため考えにくい。

関連記事