横浜流星が霧の中でうつむく 藤井道人監督作『ヴィレッジ』ティザービジュアル公開

『ヴィレッジ』ティザービジュアル公開

 2023年公開の横浜流星主演映画『ヴィレッジ』のティザービジュアルが公開された。

 『新聞記者』『余命10年』の藤井道人監督のオリジナル脚本作となる本作は、『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』『空白』などの話題作を世に贈り出してきたスターサンズの河村光庸プロデューサーの遺作となるヒューマンサスペンス。

 夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村。神秘的な“薪能”の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、美しい村にとって異彩を放つ、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼なじみの美咲が東京から戻ったことをきっかけに、物語は大きく動き出す。

 公開されたティザービジュアルでは、逃げることも、助けを求めることもできず、閉ざされた“村”という世界で生きることを余儀なくされた横浜演じる優の姿が描かれ、劇中で重要なテーマを担う能の演目・邯鄲から「やがて、夢から醒める」のコピーが添えられている。

 藤井がこれまでに監督した『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』『余命10年』では毎回ビジュアルテーマが掲げられており、本作では“霧”をテーマとして取り入れている。藤井監督は、「能との出会いもあり、今回は輪郭がくっきりしたものにしたくなかったんです。(村というタイトルではあるけど)村ってこういうもんだよねという風に定義したくなく、あいまいなコミュニティで、本当のことをわかってない。結局のところみんなおぼろなんだというところを、今回は一貫して描きたかったので、この作品では霧を意識しました」と今作のビジュアルテーマについて語った。

 さらに、11月23日夜に、映画公式SNS、横浜、藤井監督のSNSアカウントにて、アザーデザインとなるビジュアルが公開される予定だ。

■公開情報
『ヴィレッジ』
2023年全国公開
出演:横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗(HiHi Jets)、淵上泰史、戸田昌宏、矢島健一、杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太
監督・脚本:藤井道人
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
制作プロダクション:スターサンズ 
配給:KADOKAWA、スターサンズ
©︎2023「ヴィレッジ」製作委員会
公式Twitter:@village_moviejp
公式Instagram:@village_moviejp

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