『グリッチ -青い閃光の記憶-』で暴かれる宇宙人の謎 チョン・ヨビン×ナナの友情も

 UFOを見たことがある人はどれほどいるだろうか? 映画や小説などで度々テーマになったり、不思議現象としてテレビ番組で取り上げられたりすることもしばしば。Netflixで配信されている『グリッチ -青い閃光の記憶-』は、宇宙人に遭遇する不思議な現象に嫌気がさした主人公が、その現象の真相を探るというミステリー仕掛けの作品だ。

 30歳のジヒョ(チョン・ヨビン)は時々、「ユニコーンズ」という野球団の帽子を被った宇宙人に遭遇するという、謎の現象に苦しめられていた。ある時、その宇宙人に追いかけられ、気がつくと屋上に立っていた。その後すぐに、元カレのシグク(イ・ドンフィ)が謎の失踪を遂げたのだ。失踪場所に行ってみると、不思議なマークが残っており、宇宙人とそのマークを掲げる謎の教団との関連も明らかになっていく。

 宇宙人と元カレの失踪との関連を疑うジヒョは真相を探るため、ジヒョはUFOマイナー掲示板のオフ会を主催している旧友のボラ(ナナ)を訪ねる。警察のビョンジョ(リュ・ギョンス)や、同様の状況で娘が失踪したジクジン(コ・チャンソク)も共に謎を追いかけていた。

 キャストには、ジヒョ役に『ヴィンチェンツォ』でヒロインの弁護士のチャヨンを演じたチョン・ヨビン、ボラ役にアイドルグループ「AFTERSCHOOL」のメンバーで『グッドワイフ~彼女の決断~』など女優として活躍中のナナが抜擢された。そして、ジヒョの父親役に『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でヨンウ(パク・ウンビン)の父親を演じたチョン・ベス、刑事のビョンジョとして『梨泰院クラス』のスングォンを演じたリュ・ギョンス、元カレのシグクに『ビューティー・インサイド』のイ・ドンフィなど、脇役も文句なしの実力派が集まった。

 不良少女だったボラに接着剤を嗅がされたことが理由で、3日間気を失い、記憶がなくなったと思っていたジヒョは、その時からボラとは疎遠になっていた。しかし、シグクの失踪事件を調べるにつれて、それはボラのせいではなく宇宙人のせいだったと考えるようになる。

 ボラと遊んでいた中学生の時、ジヒョは宇宙人やUFOに夢中だったが、意識を取り戻してからは宇宙人に対する探究心も無くなり、自分が興味を持っていたことさえ忘れかけていたのだった。

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