『ハロウィン』完結編、北米No.1も厳しい初動 パク・チャヌク監督6年ぶりの新作も初登場

 また第22位には、『オールド・ボーイ』(2003年)、『お嬢さん』(2016年)のパク・チャヌク監督による6年ぶりの新作映画『Decision to Leave(原題)』も初登場。わずか3館での公開を皮切りに、最終的には200館規模の拡大公開が予定されているという。

 本作はある殺人事件を捜査する刑事が、第一容疑者である被害者の妻を調査するうち、欲望と罠の数々に囚われていくロマンティック・スリラー。本作は米国アカデミー賞の韓国映画代表に選ばれているほか、チャヌク監督は2022年のカンヌ国際映画祭で監督賞に輝いた。日本公開は2023年予定、こちらも日本でのお披露目が待ち遠しい。

 ちなみに先週ご紹介した、同じくカンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝いたリューベン・オストルンド監督『Triangle of Sadness(原題)』や、同じく映画賞シーズンを賑わせるトッド・フィールド監督&ケイト・ブランシェット主演『Tár(原題)』はどちらも上映館を少しずつ追加し、前者は第15位、後者は第14位にランクイン。年末にかけては、各国の映画作家が満を持して放つ、いずれも見ごたえたっぷりの新作にも注目だ。

北米映画興行ランキング(10月14日〜10月16日)

1.『Halloween Ends(原題)』
4125万ドル/3901館/累計4125万ドル/1週/ユニバーサル

2.『Smile(原題)』
1240万ドル/3612館/累計7116万ドル/3週/パラマウント

3.『シング・フォー・ミー、ライル』
739万ドル/4350館/累計2275万ドル/2週/ソニー

4.『The Woman King(原題)』
369万ドル/2565館/累計5974万ドル/5週/ソニー

5.『アムステルダム』
289万ドル/3005館/累計1195万ドル/2週/20世紀スタジオ

6.『ドント・ウォーリー・ダーリン』
218万ドル/2734館/累計4240万ドル/4週/ワーナー

7.『Barbarian(原題)』
141万ドル/1805館/累計3896万ドル/6週/20世紀スタジオ

8.『Bros(原題)』
92万ドル/2201館/累計1083万ドル/3週/ユニバーサル

9.『Terrifier 2(原題)』
85万ドル/700館/累計229万ドル/1週/Cinedigm Entertainment

10.『トップガン マーヴェリック』
68万ドル/902館/累計7億1575万ドル/21週/パラマウント

(※Box Office Mojo調べ。データは10月17日未明時点の速報値であり、最終確定の数値とは誤差が生じることがあります)

参照

https://www.boxofficemojo.com/weekend/2022W41/
https://variety.com/2022/film/box-office/halloween-ends-box-office-opening-weekend-jamie-lee-curtis-1235404974/
https://variety.com/2022/film/box-office/smile-international-box-office-ticket-to-paradise-1235405083/
https://deadline.com/2022/10/box-office-halloween-ends-1235144913/
https://deadline.com/2022/10/box-office-emmett-till-decision-to-leave-tar-triangle-of-sadness-specialty-film-1235146386/

関連記事