長澤まさみ、眞栄田郷敦ら出演『エルピス』ティザー映像公開 近藤公園ら追加キャストも

 長澤まさみが主演を務める10月期のカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』の追加キャストとして、近藤公園、梶原善、片岡正二郎、山路和弘の出演が発表され、あわせてティザー映像が公開された。

(左上から時計回りに)近藤公園、梶原善、山路和弘、片岡正二郎

 本作は、実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント作品。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した、10代の女性が連続して殺害された事件のえん罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描いていく。恵那と共に行動するうだつのあがらない若手ディレクター・岸本拓朗役として眞栄田郷敦、恵那と拓朗の先輩で報道局のエース記者・斎藤正一役として鈴木亮平が出演する。

長澤まさみ主演『エルピス—希望、あるいは災い—』10月24日(月)スタート!【60秒予告】

 現在カンテレ・フジテレビ系にて放送中の月10ドラマ『魔法のリノベ」の放送直後に公開された本作のティザー映像では、テレビ局を舞台とした様々な人間の生きざま、そこに渦巻く感情のぶつかりなどが映し出されている。

 また、今回新たに出演が発表された近藤が演じるのは、恵那がコーナーMCを務める深夜の情報バラエティー番組『フライデーボンボン』のプロデューサー・名越公平。番組を仕切るチーフプロデューサー・村井(岡部たかし)の顔色をいつも気にしながら、番組会議では多数派意見重視で現場をとりまとめる“安定志向型“プロデューサーだ。さらに、判断に困った時は、自分で責任を取るのを回避するため、ついつい上層部に判断を委ねるクセがある。

 近藤は、2001年『ウォーターボーイズ』(フジテレビ系)でメインキャストの1人である“ガリ勉高校生”金沢役で映画初出演、その後も『家族はつらいよ2』『キネマの神様』など山田洋次監督作品にも多数出演。また、現在放送中の『六本木クラス』にも出演している。

 梶原善が演じるのは、蝶ネクタイに丸メガネがトレードマークの『フライデーボンボン』MC・海老田天丼。陽気でひょうきんな彼は、まさに番組の“元気印”。番組の若い女性アシスタントや「ボンボンガール」らと番組を盛り上げ、今日もスタジオを縦横無尽に駆け回る。

 三谷幸喜が主宰する劇団「東京サンシャインボーイズ」を経て、TVドラマ『ナニワ金融道』シリーズ(フジテレビ系)や映画『マスカレード・ホテル』など多数の作品に出演。先日放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、衝撃的な最期を迎える暗殺者を演じた。

 片岡が演じるのは、とある女性連続殺害事件の被疑者として逮捕され、最高裁で「死刑判決」言い渡された松本良夫死刑囚。元板金工だった彼は今、拘置所で“いつ来るか分からない自分の最期”と向き合う日々を粛々と送っている。ただ、わずかな“希望”を誰かに託しながら……。

 1994年までオンシアター自由劇場に所属し、数々の音楽劇に出演。1998年に映画監督・坪川拓史と共に楽団『くものすカルテット』を結成し、ヴァイオリンとヴォーカルを担当。近年の主な舞台出演作には、コクーン歌舞伎『四谷怪談』、『パ・ラパパンパン』などがある。

 そして、山路が演じるのは、副総理の大門雄二。警察庁長官出身という幅広い人脈を生かし、政界に相当幅を利かせている。官邸キャップの斎藤(鈴木亮平)に対して一目置く存在で、懇意にしている。

 青年座研究所の1期生として1977年、劇団青年座に入所し舞台役者のキャリアをスタートさせた山路。その後も映画やミュージカルにも進出したほか、2019年『いだてん』、2020年『麒麟が来る』と2年連続でNHK大河ドラマに出演。また、多数の吹き替えやナレーションも担当している。

 さらに、ドラマに登場する深夜の情報番組『フライデーボンボン』の出演者も明らかに。MCの海老田(梶原善)と共に番組進行を務めるアシスタント役に川瀬莉子、番組を明るく盛り上げる「ボンボンガール」のメンバーとして、華村あすか、真洋、新関碧、あのん、森日菜美、橋本萌花が出演する。さらに、新米ディレクターの拓朗(眞栄田郷敦)と共にフロアを盛り上げるAD役として、天野はな、篠原悠伸、スタッフ役として、亀田侑樹、竹林佑介、川久保晴、祐村要、武内おとが出演する。

コメント

近藤公園

「エルピス 希望、あるいは災い」! なんて気になるタイトルでしょうか。これまで報道やえん罪を扱った作品はたくさんありますが、情報番組のアナウンサーとディレクター目線で、つまりTV局の内側から描いてみせるTVドラマは、あまりないんじゃないでしょうか? 気概を感じずにはいられません。その一端を担える事がとても楽しみですし、『伝えることや表現に関する自由』と『大人の事情』についても考えてみたりしながら、この作品と向き合っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

梶原善

今回の様な物語を一口にヒューマンドラマと言ってしまって良いものか・・・分かりませんが、登場人物としてそれぞれが抱えている悩み・問題を解決出来ないまま、今すべき仕事をこなしていく。そして、新たな問題に直面していく大変苦しい所でつき進む物語。そんな中、僕が演じる海老田天丼さんは、芸人としてはそこそこの成功者ではあるが「そこそこ」と言う所が、彼がどうしても打破できない悩み・問題であります。
その辺りのそれぞれの思いを、このドラマのおもしろ味として楽しんでいただけるのではないでしょうか。お楽しみに。

片岡正二郎

お話を頂いた時は驚きました、舞台ばかりだったので初ドラマです、ははは。 死刑囚というのもまた、驚きました、これも初です。 死刑囚は、他の受刑者とは違って、死を待つというのが刑なんです。死刑の執行は当日知らされる、そんな毎日をどんな気持ちで暮らしているんだろうと、ずっと想像しています。観ていただいた人にその気持ちが感じられるように演じたいと思います。 台本をもらうたびに、次回が気になって仕方ありません、是非楽しんでください。

山路和弘

ネタバレは出来ないし、最後まで読ませてもらってないが、この脚本、ユルいのか厳しいのか判別できぬまま始まり、背中をくすぐられたと思ったら銃を突きつけられ、今は銃とコショコショが並行しイライラと読み進みながら、久々の悪人と久々の監督の演出を楽しんでます。

■放送情報
『エルピスー希望、あるいは災いー』
カンテレ・フジテレビ系にて、10月24日(月)スタート 毎週月曜22:00〜放送
出演:長澤まさみ、眞栄田郷敦、三浦透子、三浦貴大、近藤公園、梶原善、片岡正二郎、山路和弘、岡部たかし、筒井真理子、鈴木亮平ほか
脚本:渡辺あや
演出:大根仁ほか
音楽:大友良英
プロデュース:佐野亜裕美(カンテレ)
制作協力:ギークピクチュアズ、ギークサイト
制作著作:カンテレ
公式Twitter:@elpis_ktv

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