西島秀俊が血だらけで銃を構える姿も 『グッバイ・クルエル・ワールド』予告編公開

 9月9日に全国公開される西島秀俊主演映画『グッバイ・クルエル・ワールド』の予告編が公開された。

 本作は、『さよなら渓谷』『MOTHER マザー』の大森立嗣が監督を務め、『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』の高田亮がオリジナル脚本を手がけたクライムエンターテインメント。西島のほか、共演に斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和らが名を連ねる。

 西島、斎藤、玉城、宮川、三浦らが演じるのは、全員互いに素性を明かさない強盗組織の一員。彼らは、ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪の大仕事に成功、それぞれの生活に戻るメンバーだったが、ヤクザ組織に追われる日々が訪れる。宮沢演じるラブホテル従業員、大森演じる刑事らを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。

『グッバイ・クルエル・ワールド』予告映像

 予告編は、安西(西島秀俊)が銃を構え引き金を引き、銃声が鳴り響くシーンから始まる。覆面を被った安西、萩原(斎藤工)、美流(玉城ティナ)、浜田(三浦友和)は、ヤバい裏仕事のために一夜限り集まった、互いに素性を知らない4人。「銀行も企業も国もどんどんダメになってくんだから」「ジジイ、黙れ」。強盗現場潜入の緊張が漂う中、覆面を被った浜田と萩原の軽妙な無駄話。本編ではこの無駄話が随所に登場する。4人はヤクザ組織の資金洗浄の場から大金を強奪するという裏仕事に成功し、それぞれの日常に戻るはずだったが、ラブホテル従業員の矢野(宮沢氷魚)、刑事の蜂谷(大森南朋)を巻き込み波乱の物語は動き出す。

 「バレたらどうなるか分かってねぇな。溶かされて終わりなんだよ」と萩原に胸ぐらを掴まれる強盗団の一味・武藤(宮川大輔)。ヤクザから足を洗い家族と人生をやり直したい安西が町内会の集まりに参加し笑顔を振りまいているところに、元舎弟の飯島(奥野瑛太)が現れ、「この辺の人、安西さんが元ヤクザだって知ってます? 自分だけ綺麗に抜けられると思ってんの?」と迫る。

 「ようこそ、狂乱の世界へ」のキャッチコピーにMargie Josephの「Let's Stay Together」が流れ、「クズはクズ同士、奪い合う」と刑事・蜂谷のセリフから波乱のシーンの連続に。「行くとこなんか、どこにもねぇ」と声を絞り出す安西、「ぶっ殺してみろ」と組長・杉山(奥田瑛二)の怒号、「死ねば良いですか?」と冷めた矢野、「殺すんなら、殺せ」と叫ぶ萩原、「やめな〜い」と美流の覚醒、「てめぇのせいだろうが」と飯島に頭突きを喰らわす安西。全てのキャラクターが裏切り裏切られ、追い込まれていく。

■公開情報
『グッバイ・クルエル・ワールド』
9月9日(金)より全国公開
出演:西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和ほか
監督:大森立嗣
脚本:高田亮
音楽プロデューサー:田井モトヨシ
オープニング曲:Bobby Womack「What Is This」(ユニバーサル ミュージック)
劇中曲:Margie Joseph「Let’s Stay Together」(ワーナーミュージック・ジャパン)
エンディング曲:Bobby Womack「California Dreamin’」(ユニバーサル ミュージック)
製作:小西啓介、森田圭、甲斐真樹、小川悦司、田中祐介、石田勇、前信介、山本正典、檜原麻希、水戸部晃
企画・プロデューサー:甲斐真樹
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(c)2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
公式Twitter:@gcw_movie

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