SF9 ロウン、キム・ヨンデ、GOT7 ジニョンら 今注目の韓国若手俳優の魅力を味わう作品5選

『流れ星』キム・ヨンデの胸キュンな恋愛模様

『流れ星』(tvN公式サイトより)

 NHK Eテレで放送中の『ハングルッ!ナビ』にも出演中のキム・ヨンデは、中国語、ギター、サッカー、ピアノに歌が得意な多才な次世代スター。2017年に放送されたドラマ『片思いの合図 特別編』でデビュー後、『偶然見つけたハル』、『天気が良ければ訪ねて行きます』などに出演し、活躍の場を広げた。富裕層の闇を描き、韓国で社会現象を巻き起こした『ペントハウス』では、主人公の息子役チュ・ソクフンを演じ、母と妹を守る姿を好演した。この作品で幅広く認知されるようになる。

『流れ星』(tvN公式サイトより)

 『流れ星』は、キム・ヨンデの魅力に“沼落ち”者が大量に生まれた作品だ。『流れ星』は、スターたちが所属する芸能事務所でスターを支える裏方たちと、スターの恋を描いた作品。キム・ヨンデは芸能事務所スターフォースの“スーパースター”、コン・テソンを演じた。テソンは、特別出演のチェ・ジウが演じた“伝説の女優”ウン・シウの息子だが、世間にはその存在が隠されていた。幼い頃に、息子だということを言ってはいけないと、母から自分の存在を否定され育った愛に飢えたテソン。ヒロインのオ・ハンビョル(イ・ソンギョン)の存在がテソンの救いになっている。テソンとハンビョルの恋愛模様は胸キュンの連続。いがみ合うところから次第に甘いやり取りへと変化していく関係性が見どころだ。

『ユミの細胞たち』シリーズで見せるジニョンの揺れ動く繊細な心

 『ユミの細胞たち』、『ユミの細胞たち2』で、“BB(バビ)クラブ”の入会者を増やしているのが、ユ・バビを演じる、ジニョンだ。アイドルグループGOT7のメンバーとして2014年にデビューしたジニョンは、会った人に初恋の相手だと思わせる容姿から、“初恋記憶操作男子”と呼ばれている。『ドリームハイ2』、『青い海の伝説』、『悪魔判事』などに出演。『ユミの細胞たち』シリーズは、ウェブ漫画が原作の韓国ドラマ初の実写とアニメを融合したロマンス作品。ジニョンは主人公のキム・ユミ(キム・ゴウン)と同じ会社のマーケティング部に勤める、バビを演じている。ソフトな声、甘いマスク、優等生の雰囲気で紳士的なバビ。付き合っていた彼女と別れ、ユミに好意を寄せているような感じで前作は終わったが、シーズン2では、ぐいぐいと積極的にユミにアプローチ。めでたく交際が始まり、初キスを交わすシーンは情熱的で熱いキスで、細胞たちも大いに盛り上がる。

『ユミの細胞たち』(CJNM公式サイトより)

 順調に交際を続けていたユミとバビだが、バビの転勤により新たな女性ユ・ダウン(シン・イェウン)が現れる。ダウンの登場により、彼女に心が揺れたバビは、ユミから別れを告げられる。バビの揺れる心や戸惑い、一瞬の選択ミスから、愛するユミから別れを告げられた時の衝撃、苦悩、ジニョンが多彩な表情を使いわけ魅せる。バビの心を揺らしたダウンから告白された時のダウンを見つめる瞳、釜山へ行く彼女を見つめる瞳に、バビの心を雄弁に顕し語るさまは圧巻だ。。去っていくユミを見送るバビの姿にやるせなさで胸がいっぱいになった。ジニョンのかっこよさ、可愛らしさ、情熱的なラブシーン、別れのせつなさが味わえる作品。

『怪物』でナム・ユンスの姿に癒される

 『人間レッスン』で不良高校生のクァク・ギテを演じたモデル出身のナム・ユンス。2014年にMVに出演しデビューしたナム・ユンスは、『シェアハウス~男女4人物語~』『言語の温度:僕らの19歳』などに出演し、『人間レッスン』をきっかけに大注目を浴びる。その後、『パンドラの世界~産後ケアセンター~』、『怪物』や、ロウンと共演した『恋慕』と立て続けに話題作にも出演し、ブレイク必須の次世代注目俳優に名を連ねている。『恋慕』では、男装の世子、イ・フィ(パク・ウンビン)に想いを寄せ、秘めた思いを胸に抱きながら、彼女を守り助けるナイト役イ・ヒョンとして、報われない恋を一途に思い続ける姿を情趣溢れた魅力で演じた。

『怪物』(JTBC公式サイトより)

 2021年の百想芸術大賞で作品賞、最優秀演技賞、脚本賞」の三冠を達成した『怪物』は、片田舎を舞台に連続殺人事件の謎を追う心理サスペンス。ナム・ユンスは、警察官オ・ジフンを演じている。ジフンが好意を寄せる女子大生が、行方不明になり、犯人を追ううちに事件の謎に迫る中で、犯人に間違われ苦しみ、守ることができなかったことを悔やむ。愛らしく可愛いナム・ユンスの姿が、作品内での癒しになる。観始めるとやめられない中毒者続出の作品だ。

■配信情報
『流れ星』
U-NEXTにて配信中
(写真はtvN公式サイトより)

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