『犬王』『すずめの戸締まり』など、2022年は注目のオリジナルアニメ映画が盛り沢山

『ONE PIECE FILM RED』

『ONE PIECE FILM RED』(c)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

 今回はオリジナルアニメ映画を中心に紹介したが、原作のあるアニメ映画も数多く注目作が公開されるので、簡単に紹介したい。国民的人気を誇るジャンプ漫画原作のアニメ作品からは8月6日公開予定の『ONE PIECE FILM RED』と秋頃公開予定の『SLAM DUNK スラムダンク』が控えている。どちらも原作が高い人気を誇るだけに、公開前から大きな話題となるだろう。

『屋根裏のラジャー』

『屋根裏のラジャー』(c)2022 Ponoc

 そしてスタジオジブリで活躍したスタッフが集結したスタジオポノックが制作を務める『屋根裏のラジャー』もこの夏に公開予定だ。長編作品は2017年の『メアリと魔女の花』以来5年ぶりとなり、期待を寄せたい。

 大作の日本アニメ映画を中心に紹介したが、ここにディズニー・ピクサー作品やヨーロッパアニメーションなどの海外アニメーション映画も多く加わってくるほか、深夜アニメ原作の作品なども発表されるなど、ほぼ毎週のように何らかのアニメ映画が公開される状況だ。アニメ映画は質・興収共に成長を遂げるのは間違いなさそうな、明るい見通しとなっており、まだ見ぬ新たな才能や傑作たちに今から胸が高鳴る思いだ。

■公開情報
『すずめの戸締まり』
2022年秋、全国東宝系で公開
監督・脚本・原作:新海誠
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:土屋堅一
美術監督:丹治匠
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝
(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会

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