山田裕貴、志村けんさん役で気づいた笑いの感覚 ダチョウ倶楽部 肥後克広の言葉に安心
印象に残ってることについて、山田は勝地演じる加藤茶と志村さんをはじめ、メンバーで挑んだコントを挙げた。「動画見てこのタイミングでこの配置なんだっていうのをあらかた頭に入れて」と、いかりやさんに水をかける回数などを観察したという。「本物にはなれないですけど、みんなの記憶にちょっと、心の中で触れるような、蘇るような映像をお届けできるのではないか」と自信をのぞかせた。
山田と勝地は空き時間にたくさん練習したことを明かし、勝地は「あの日々が本当に懐かしくて」と回顧。「全部終わったときに自然と山田くんの手を掴んで、レフリーの役、この人が勝ちだよみたいなのやるじゃないですか。そんなことをやってたのよ。それくらい自分自身もすごく頑張ったつもりですけど、山田くんのがんばりに助けられました」と山田の奮闘を讃えた。続けて、「なぜそこまで一緒に練習できるようになったかと言うと……」と、撮影に入る前、リハーサルと衣装合わせの日の出来事を明かした。
「廊下まで響き渡る男の声が聞こえてて、どうやらコントのセリフを練習してるわけですよ。その熱量にひっぱられたように、(山田とは)はじめましてだったんですけど、人の楽屋にノックしないで入ったことないですけど……ついガチャってあけちゃったんですよ。『やってるねぇ(笑)』って加藤茶さんみたいな気持ちで(笑)。『やってるねえ、やる?』って言って始まって、その日もすごい練習しました」と山田の熱量に心を動かされたと語り、「濃密な時間を過ごせた」と2人のコンビ仲を語った。
また、志村さん役を演じてみて気づいたことについて質問が及ぶと、山田は撮影の合間のある行動と、お酒を挙げた。山田は「カメラの裏をずっとウロウロしてたんですよ」と、表情やテンポなどをどうすべきかいろんなことを考えながら歩いていたという。「どうやったら笑えるか、どうやったら近づけるか、目をバッキバキにしながら歩いてたんですね、そうしたら(ダチョウ倶楽部の)肥後(克広)さんがスタッフを介してメッセージを残してくれた。『ああやってやってたよ志村さんも』って。ぼくが考えてることとは違うと思うんですけど、寡黙にカメラの後ろをウロウロしながら……『だから安心してくれていいんだよ』っていうのを言ってくれたって話を聞いて」と志村さんと同じ行動をとっていたことが明らかに。
また、志村さんと近しい点として、「日に日に撮影をする中でお酒が増えていって、缶ビールを飲みながら、こうやってお笑いのことを考えてたから、だから志村さんもお酒が好きだったのかなとか、ちょっとでも理解できたというか」と語った。他の映像を見ないほどドリフの映像ばかりを見ていたとも明かし、「(お笑いに)集中する感覚に近づけていたのかなって。肥後さんの言葉をいただいて安心したし、もしかしたら自分が選ばれた理由ってそういうところにあるのかもしれない」と思いを巡らせた。最後に山田は「ここにいるだけじゃないスタッフさんや監督さん、キャストのみなさんでつくった志村さんとドリフの物語を見て、その日1日、嫌なことを忘れられるような。自分のなかで次の日笑って歩いていこうって思えるような、そんなドラマになってたらいいなって思うので。ぜひ! 楽しみに観ていただけたらと思います」と締めくくった。
■放送情報
『志村けんとドリフの大爆笑物語』
フジテレビ系にて、12月27日(月) 21:00~23:03放送
出演:山田裕貴、勝地涼、加治将樹、松本岳、ムロツヨシ、金田明夫、肥後克広(ダチョウ倶楽部)、ミッツ・マングローブ、渡辺いっけい、宮崎美子、遠藤憲一ほか
脚本:福田雄一、佐藤さやか(共同脚本)
演出:福田雄一
編成:安永英樹、浅野翔太郎(フジテレビ)
プロデュース:井澤秀治(イザワオフィス)
松橋真三、鈴木大造(CREDEUS)
制作協力:CREDEUS
企画制作:イザワオフィス
(c)フジテレビ
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