甲斐翔真、阿部顕嵐、井澤巧麻、福崎那由他が“タピオカボーイズ”結成?

 また、劇中の好きなシーンについて阿部は、「ロケットを飛ばすきっかけになった、スプートニクをみんなで見に行くシーン」といい、「全員でひとつのものを見て、ステージ上のみんなの時が止まっているような感じがして。観に来てくださる人とも、一緒に時間が止まるのを共有したい」と思いを込める。一方、井澤は「オープニングの1曲目」をあげ、幕が開いた時の迫力で「1950年代のアメリカにタイムスリップできる」とコメント。福崎は「ロケットボーイズ4人で、信念を固めるシーンがすごく好きですね。勇気を感じられるシーンなので注目してほしい」と語った。

中村麗乃

 ヒッカムのガールフレンド役を演じる中村は、本作で海外翻訳ミュージカルに初挑戦。乃木坂46での活動との違いを聞かれ、「普段は振り付けが絶対にあってパフォーマンスしているんですけど、この作品には振り付けがなくて。稽古場で『思うようにやってください』と言われた時には『はい』って言ったんですけど、心の中では“どうしよう、どうしよう”ってなっちゃって」と不安を抱えていた稽古時を回顧。その上で、「生のオーケストラでできるのも、すごく新鮮だなと思っています」と、今の気持ちを打ち明けた。

 科学の先生役を演じる夢咲は、「彼らの光になれるような存在でありたいと思っていた」というが、「いざ稽古に入ってボーイズと対峙したら、十分輝いていて、光っていて、眩しくて、エネルギッシュで、パワフルで……」と4人を絶賛。嬉しそうに手を広げてピカピカと輝く動作をするボーイズたちを見ながら、夢咲は「どうしよう、負けちゃうと思ったんですけど、一緒に光として突進していけたらいいなと思った」と笑顔を見せた。

夢咲ねね

 また栗原は、本作を「群像劇」といい、物語の舞台となる「コールウッドに住む人たちのいろいろな人生、悩みが表現されていて、それが素敵」と語り、ヒッカムの母を演じる朴は、「一番の魅力は実話であること。夢物語ではなくて、実際にあった話を私達も舞台上で生きようとしているところが、作品の魅力なんじゃないかな」と話した。

 最後に甲斐は「日本初演の作品を作れる、そして僕個人としてはシングルキャストも初めて、という稽古だった」と述べ、「稽古の段階から、お客様はどう思うのかな? と(いう思いを)積み重ねてきたので、明日初演を迎えて、みなさんがどういう感情を持って帰っていただけるのかを楽しみにしています」と力を込めた。

※朴ロ美のロは王へんに路が正式表記。

■公演情報
ミュージカル『October Sky-遠い空の向こうに-』

【東京公演】
2021年10月6日(水)〜10月24日(日)@Bunkamuraシアターコクーン
チケット料金:
・S席:12,000円
・A席:9,000円
・コクーンシート:5,500円
※全席指定・税込
※未就学児入場不可

【大阪公演】
2021年11月11日(木)~11月14日(日)@森ノ宮ピロティホール
チケット料金:11,000円
※全席指定・税込
※未就学児入場不可

演出:板垣恭一
脚本:ブライアン・ヒル&アーロン・ティーレン
作詞作曲:マイケル・マーラー
出演:甲斐翔真、阿部顕嵐(7ORDER)、夢咲ねね、栗原英雄、朴ロ美、中村麗乃(乃木坂46)、井澤巧麻、福崎那由他、畠中洋、青柳塁斗、筒井俊作、礒部花凜、中本雅俊、角川裕明、大嶺巧、秋山エリサ、國末慶宏、砂塚健斗、Sarry
主催:アミューズ
公式サイト:https://october-sky.jp/

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