小池栄子、『和田家の男たち』で相葉雅紀の母親役に 石川恋、岡部たかしらも出演
2021年10月期のテレビ朝日金曜ナイトドラマ枠で放送される相葉雅紀主演ドラマ『和田家の男たち』の追加キャストが発表された。
本作は、息子がネットニュースの記者、父がテレビ局報道マン、祖父が新聞記者という3世代それぞれ異なったメディアに携わっている“マスコミ一家”・和田家を舞台にした異色のホームドラマ。ひとくくりに“マスコミ”といえども、三者三様に、異なる職業倫理、価値観、矜持を持つ“和田家”の面々。そんな彼らが、日々の食卓を主な舞台として、事件の大小を問わず、今何が問題なのか、それを伝えるマスコミとは何か、それぞれのメディアの立場から、意見を闘わせ、時代と対峙していく。
脚本を担当するのは、『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)、『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系)などの大石静。『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)、映画『神様のカルテ』の深川栄洋が監督を務める。
相葉は、15年勤めた会社がコロナ禍で突然倒産し、デリバリーサービスの配達員に勤しむ37歳の和田優を演じる。ひょんなことから20数年ぶりに祖父・寛と再会を果たし、さらに疎遠になっていた父・秀平に「一緒に住まないか」と提案されたことで、なぜかひとつ屋根の下で一緒に生活。デリバリー配達員を続けながら、和田家の家事全般を担っていたある日、大学の後輩のツテでネットニュース編集部の記者として記事を書き始めることとなる。
父・秀平を演じるのは佐々木蔵之介。テレビ局の報道番組『フロンティアニュース』の総合プロデューサーを務める秀平は、実は亡くなった優の母・りえの再婚相手。25年前にりえが亡くなって以来、血の繋がらない優を男手一つで育ててきた。しかしテレビ局の報道マンとして昼夜問わず忙しい日々を送っていたため、家の中の大抵のことは優がこなし結果的に息子は家事一切が万能な青年へと成長。その後、大学卒業と同時に独立した優とは、別々に生活し、コロナ禍においてなんとなく音信不通になっていたが、ひょんなことから再会し、一緒に暮らすことになる。祖父・寛を演じるのは段田安則。寛は元新聞社の社長で現在は論説委員としてコラムを寄稿している“新聞界”のレジェンドという役どころだ。
今回新たに出演が発表されたのは、小池栄子、石川恋、潤浩、駒木根隆介、岡部たかし、宮澤美保。小池は優の母親・りえを演じる。りえは優が10歳のときに同じ報道ニュース番組の後輩で7歳年下だった秀平と再婚。しかし翌年取材中の事故で急逝する。そのほか、石川は優が勤めることになるネットニュース『バズとぴ』編集部の編集者・志麻さと美役、潤浩は優の幼少期を演じる。また、駒木根は『バズとぴ』編集部の同僚で優のことを何かと気にかけてくれる事務職のおじさん・印田吾郎役、岡部は秀平の右腕として報道番組『フロンティアニュース』を支えるデスクの滝口剛役、宮澤は同じく『フロンティアニュース』のスタッフで、秀平に密かな思いを寄せるディレクターの井上智子を演じる。
コメント
相葉雅紀(和田優役)
まずキャストの方と役柄の設定を拝見して「絶妙にバランスがいいな!」と感じました
。相葉雅紀さん、佐々木蔵之介さん、段田安則さん、お三方とも個性的でありながらそれ
ぞれにタイプが違って、だけど、「あ、この3人は家族なんだ」というのを感じられる箇
所も要所要所にあって…。そこに面白さを感じましたし、この家族と関われることをうれ
しく思っています。
私は“回想”という形での登場なので、ちょこちょこと出てくる役なのですが、監督もと
ても丁寧な演出をされる信頼できる方で、実は「もっと出たいな」って思っているところ
です(笑)。
相葉さんとは随分前に医療モノのドラマでご一緒したのですが、“掴みどころのない役者
さん”、というイメージ。本心を見せないようなお芝居や、話を聞いているときなどの“受
けのお芝居”がとてもお上手なんですよね。今回は共演シーンがないかもしれませんが、私
自身もしっかりと、大人になった優にも繋げられるようなお芝居をしたいと思います。
蔵之介さんとの夫婦役もとても久しぶり。初日からベッドに寝ているシーンだったんで
すけど、「なんだか落ち着くねー」って2人で話していました(笑)。
私もこの先の展開は全然知らないので、視聴者の皆さんと一緒になって驚いたり、感動
したりしながら撮影していくことになると思います。男同士の親子ならでは会話や、ミス
テリー要素なども楽しみながらご覧いただけたらうれしいです。
石川恋(志麻さと美役)
台本を読み、和田家の3人の男たちの中で繰り広げられる会話劇の噛み合っているよう
で噛み合っていない、噛み合っていないようで噛み合っている、その絶妙なバランスがとても面白い作品だと感じました。そこに、時おり入ってくる優の切ない過去にもグッときますし、“家族”とは何なのか、また、他人との関わり方についても改めて考えさせられました。
今回は相葉雅紀さんをはじめ、ほとんどのキャストの皆さまと初共演です。楽しみな反面、今はまだ緊張していますが、キャストやスタッフの皆さまとたくさんコミュニケーションを取りながら、そして、先輩方の背中を見て勉強させていただきながら、素敵な作品の一部となれるよう志麻さと美をまっとうしていきたいと思います!
佐々木蔵之介さんとは3年前に親子役で共演させていただき、とてもお世話になりました。今回お芝居をご一緒できるシーンがあるかどうかはまだ分かりませんが、もしその機会があるとしたら、以前よりも成長した姿を見ていただけるように頑張りたいです。
それぞれのキャラクターもとても魅力的で、台本を読んでいるだけでもクスッとしたり、時には切なさを感じたり、どんどん“和田家の男たち”に愛おしさを抱くはずです。
毎週金曜日の夜、“和田家の男たち”とそれを取り巻く私たちを、ぜひご覧ください!
駒木根隆介(印田吾郎役)
『和田家の男たち』は台本が本当に面白くて、早く次の本が届かないかなー、とイチ読者
のような気持ちでいます。まさに現在進行形の今、この時代を登場人物たちと共有できて
いる感覚で読んでいます。
意気込むと固くなっちゃうので、意気込みつつ、なるべく自然体で自分の言葉にできれ
ばと思っています。皆さん、オンエアを楽しみにしていてください! 僕も同じくらい楽
しみにしています。
岡部たかし(滝口剛役)
このドラマには家族が食事を囲み団らんするシーンがたくさんあります。コロナが長引
く今だからこそ家族が食事を囲み団らんするという一見普通のことが胸に響いてジーンと
しました。
僕の役は報道テレビマンで、真実を伝えるために奮闘します。それゆえ報道ステーションから続けて観ていただければより楽しめるかと存じます! 意気込みすぎると空回って、しょーもないやっちゃと思われるので、意気を隠してええ塩梅で挑みたいと思います。
宮澤美保(井上智子役)
なんといっても“和田家の男たち”の会話がとても興味深く、魅力的で、あの御三方を想像しながら読むと、最初からニヤニヤが止まりませんでした。
私の役は報道番組のディレクターなのですが、テレビ局の報道ということで、普段のド
ラマ撮影とは違うスピードと緊張感があって、初めて撮影に参加した日はクタクタになり
ました。早く涼しい顔でこなせるように頑張りたいです。
このドラマは、コロナ禍の今を生きている人たちのお話です。何かと窮屈な毎日ですが
、共に泣いたり笑ったりして、和田家の男たち(とその周りの人たち)を応援していただ
けたらうれしいです。
潤浩(幼少期の和田優役)
優は僕と同じ歳なのに、家のことを全部一人でやっていてすごいなぁ、と台本を読んで思いました。相葉雅紀さんの幼少期を演じるので、大人になったときの優に繋がるように、頑張りたいと思います!
初めてお会いした相葉さんはとてもかっこよくて、優しかったです。でも緊張してしまってあまりお話ができませんでした。
素晴らしいキャストの皆さんばかりで、内容にもいろいろな展開があるので、楽しんで
もらえると思います! 皆さん、ぜひ見てください。
■放送情報
金曜ナイトドラマ『和田家の男たち』
テレビ朝日系にて、10月22日(金)スタート 毎週金曜23:15〜0:15放送
※一部地域で放送時間が異なる
出演:相葉雅紀、佐々木蔵之介、段田安則、小池栄子、石川恋、駒木根隆介、岡部たかし、宮澤美保、潤浩
脚本:大石静ほか
監督:深川栄洋ほか
音楽:ワンミュージック
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:残間理央(テレビ朝日)、本郷達也(MMJ)、布施等(MMJ)
制作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日