坂口健太郎が『あさイチ』に登場! 改めて振り返りたい『おかえりモネ』菅波の名セリフ
「人の手というのは、ありがたいものですね」(第66話)
次に挙げたいのは、第66話のこの言葉。「ド新人の空回りです」とホルン奏者・宮田(石井正則)の治療の結果が最善の形にならず、過去の後悔を百音に明かした際、百音からの“手当て”を受け、漏れ出た菅波の心からの声だ。菅波はこの後、「ありがとうございます」ではなく「ありがとう」と感謝の言葉を続ける。傍から見ればこの頃以前から2人は“カップル”ではあったが、間違いなく心の距離も物理的な距離も、明確に変化したのがこの瞬間だった。
「これでも動揺しているんですよ、昨日から」
「どうしたの?」
「あなたの痛みはわかりません。でもわかりたいと思っています」(第80話)
ここまでの『おかえりモネ』全話の中でもっとも感情が揺さぶられたのが菅波が百音を抱きしめた第80話。亮(永瀬廉)との関係を気にする「動揺している」発言から、急に敬語ではない形で包み込むような「どうしたの?」、そして、「わかりたいと思っています」という百音を受け止める覚悟の表明まで、菅波という人間の変化とその魅力が詰まった第80話のセリフたちだった。
『あさイチ』ではこれらのセリフの裏側がもしかしたら明かされるかもしれない。『おかえりモネ』も残り約1カ月。第91話では、「結婚したいと思ってる」の言葉も飛び出した。叶うことなら耕治(内野聖陽)や龍己(藤竜也)ら気仙沼の人々、そしてサヤカ(夏木マリ)ら森林組合の面々に盛大に祝福される百音と菅波の結婚祝いシーンが観たい。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK