ティム・ロス、MCU復帰へ!? アボミネーション役で『シーハルク』出演か
2021年、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)には懐かしのキャラクターが久々の復活を遂げる。『インクレディブル・ハルク』(2008年)のヴィランだったアボミネーション/エミル・ブロンスキーだ。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021年)に続き、ディズニープラスのドラマシリーズ『シーハルク(原題)』で本格的な再登場となることをThe Hollywood Reporterが報じた(参照:Tim Roth on ‘Sundown,’ ‘She-Hulk’ and Why He Doesn’t Watch Himself on Screen)。
13年ぶりのカムバックでアボミネーション役を演じるのは、もちろん『インクレディブル・ハルク』に続きティム・ロス。当時、同作には「子どもたちのために出演した」そうで、撮影を心から楽しんだことを語っている。
ロスによれば、『シーハルク』での復帰を陰ながらサポートしたのは、ハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロだったという。ラファロの撮影に立ち会った際、久々のMCU作品とあって、ロスは「こんなふうにやるのか! ユーモアたっぷりだ」と感嘆したそう。ラファロ流のアプローチは、新しいアボミネーション像を引き出すことになりそうだ。
もともと、『インクレディブル・ハルク』でハルク役を演じたのはエドワード・ノートン。しかし、エドワードは『アベンジャーズ』(2012年)に続投しなかったため、新たにラファロがキャスティングされたという経緯がある。その後、ハルク/ブルース・バナーのキャラクターは彼にふさわしい形で調整が重ねられ、現在の形に至った。ロスが驚いたユーモアの精神も、ある意味ではラファロによってもたらされたもののひとつと言える。
『インクレディブル・ハルク』と『シーハルク』は同じMCU作品だが、ラファロとロスは初めての顔合わせ。時間をかけて作り上げられてきたハルクと、久々の登場でデザインも新たになったアボミネーションの化学反応に期待したい。
ちなみにロスは、マーベル・スタジオから『シーハルク』のオファーを受けた際、「楽しくなりそう」という理由で出演を決めたという。「自分でも驚きました。(『インクレディブル・ハルク』撮影の)最初の頃は大変だったから」と本人は語っている。