大塚明夫が『ルパン三世』次元大介にぴったりな理由 老若男女から支持される威厳と愛嬌

【第2弾PV】シリーズ最新作『ルパン三世 PART6』2021/10/9(土)24時55分より日本テレビ他全国放送!│"LUPIN THE THIRD:PART 6" New Trailer 2021

 そしてもう一つ、大塚が私たちを虜にするのは思わずクスリとなるユーモアだ。彼の公式Twitterでも飾らない人柄がにじみ出ているが、2019年放送のアニメ『アフリカのサラリーマン』では、温厚な性格なのになぜか相手を怖がらせてしまうライオンの肉食獣としての哀愁を感じさせ、一方で津田健次郎演じるトカゲや、下野紘演じるオオハシとコミカルなやりとりを繰り広げた。キャラクターの実写ビジュアル撮影では、体を張って顔に動物メイクを施すなど、レジェンド声優なのに親しみやすいところも幅広い層に支持を受ける所以だ。

 こうして見ると、「次元大介」と「大塚明夫」の2人にはたくさんの共通点が見えてくる。異性からも同性からも、そして大人からも子供からも憧れられる存在ではあるが、決して近寄り難くはない。むしろ積極的に人生の教えを請いたいと思う、威厳と愛嬌を持ち合わせている。

 今回の声優交代に際して、「次元大介から清志さんじゃない声が聞こえてきたらイヤです。もしかしたら誰よりも。だからこそ、そんな自分さえも納得させ得る次元大介になろうと勝手乍ら心に決めました」と並々ならぬ思いを語った大塚。『ルパン三世 PART6』では初回の放送“EPISODE 0”で小林が最後に次元を演じ、以降大塚にバトンが渡される。第2弾PVではチラッと大塚の声も聴こえてくるが、短い間でも遊び心の効いた次元が浮かび上がってきた。果たしてルパンをはじめ、メインとなるキャラクター達がどんなやり取りを繰り広げるのか。新世代が足並みを揃え、作り上げる『ルパン三世』の新たな物語の幕開けが楽しみだ。

※島崎信長の「崎」は「たつさき」が正式表記。

■放送情報
『ルパン三世 PART6』
⽇本テレビ系にて、10月9日(⼟)24:55〜放送開始
 Huluほか配信サイトで配信予定

声の出演:栗⽥貫⼀、⼤塚明夫、浪川⼤輔、沢城みゆき、⼭寺宏⼀、島崎信長、津⽥健次郎、⼩原雅⼈、諸星すみれ
原作:モンキー・パンチ
監督:菅沼栄治
シリーズ構成:大倉崇裕
ゲスト脚本:辻真先、芦辺拓、樋⼝明雄、湊かなえ、押井守
キャラクターデザイン:丸藤広貴
音楽:大野雄二
制作:トムス・エンタテインメント
製作:ルパン三世 PART6製作委員会
(c)TMS・NTV
公式サイト:lupin-pt6.com
公式Twitter:@lupin_anime

関連記事