安藤政信、『ボイスII』“白塗り野郎”役を語る 「どれだけ役を愛して寄り添うか」
日本テレビ系土曜ドラマ『ボイスII 110緊急指令室』より、“白塗り野郎”を演じている安藤政信のコメントが公開された。
本作は、2019年7月に放送された『ボイス 110緊急指令室』の2年ぶりの続編。勘と行動力で突き進む情熱的な敏腕刑事で、猟奇殺人犯に妻を殺され犯人への復讐に燃えた男・樋口彰吾を演じた唐沢寿明と、特殊能力を生かし、事件の鍵を“声”と“音”で紐解く緊急指令室の室長でボイスプロファイラー(声紋分析官)の橘ひかり役の真木よう子、警察官・石川透役の増田貴久が前作に引き続き出演する。
先週放送された第5話のラストで、最凶最悪の真犯人“白塗り野郎”を演じていることが明らかになった安藤。自身が演じる役について、「今回の役はどうしたって理解は出来ないですよね(笑)。だからこそ想像して、役に対して深く寄り添うんです」と語った。
なお現在、“白塗り野郎”を演じる安藤のインタビュー映像も見られる『トーク・アバウト・ボイス2』が、動画配信サービスHuluで独占配信中。唐沢と真木が本作出演に込めた想い、『ボイス』にかける想いを語り尽くす。さらに、重藤雄二を演じながら“白塗りの舞”で振り付けをしたNOPPOと安藤とのツーショット対談も収められている。
安藤政信 コメント
オファーを受けて
自分を必要としてくれた人たちの、作品に対する想い、僕に対する想いに、感銘を受けました。役者としてその気持ちに応えられるよう、この作品に対して良いピースの一つになれればいいなと思い参加しました。
役について
最初、役についての説明を受けた時に白塗り、舞を踊る、殺人鬼と、キーワードとなる情報量が少なくて不安でした。でも徐々に、その役の生きてきた壮絶な人生なる景色のようなものが見えてきました。当然、殺人鬼を肯定することは出来ませんが、どれだけ役を愛して寄り添うか、という考えになっていきました。
役作りについて
凶悪犯だからと誰しもがイメージする分かりやすい型にはめて演じようというのは考えませんでした。大事にしたのはセリフ一つ一つの変化です。息の混じり方、ザラザラした質感やクリアな響き、優しさをプラスしてみるなど、自分なりのアプローチはしました。ニヤけると変質者っぽくなりますよ、というような雰囲気のやり方は外そうと思いました。
大変だったこと
今回の役はどうしたって理解は出来ないですよね(笑)。だからこそ想像して、役に対して深く寄り添うんです。実は理由もあって、悲しみもあって、だからこういう人物が成形されてしまったんだということは考えています。
印象に残っているシーン
殺人鬼が白塗りで炎の前で舞うというのは成立するのかが一番不安でした。お笑いになったら、その時点で作品は終わると思いました。ドラマチックでありながら、悲しみもあり、感情的で、攻撃的で、殺意もあるという状況を作れるのかと……。(第1話の)トンネルで、2人(唐沢寿明、増田貴久)の前で踊るシーンで、これがしっくりと空気のように動くシーンになるのか不安でした。実際、監督、共演者の方から「すごくいい感じだよ」と言ってもらえたことから動き出すことができ手応えをつかんだ、そんな感じがします。
■放送情報
『ボイスII 110緊急指令室』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00〜放送
出演:唐沢寿明、真木よう子、増田貴久、宮本茉由、中川大輔、藤間爽子
原作: Based on the series “Voice”,produced and distributed
by Studio Dragon Corporation and CJ ENM Co., Ltd,and written by Jinwon Ma.
脚本:浜田秀哉
音楽:ゲイリー芦屋
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:尾上貴洋、能勢荘志、戸倉亮爾 (日テレアックスオン)
演出:大谷太郎、久保田充、西村了(日テレアックスオン)、茂山佳則(日テレアックスオン)
制作協力:日テレアックスオン
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/voice2/
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