堀未央奈、不倫妻役は「楽しみながら」 結婚観から乃木坂46卒業後の女優業まで語る

「ハワイみたいな夫婦がいいですね」

――夫婦生活の難しさも実感します。

堀:「お互いに飽きた」「相手の嫌な部分が見えてしまう」という理由で、夫婦仲が悪くなるって言いますよね。そういう意味では、不倫はタブーではあるけれど、理由は些細なことなのかもしれないとは思います。でも、そういうふうにならないように、本作を観て恋愛や結婚が嫌だと思うより、反面教師としてぜひ参考にしていただきたいです(笑)。暢くんは悪いところがないけど、藍子の本性は、もう少し付き合って、結婚前に見抜いてほしかったです(笑)。

――決して結婚や恋愛は悪いことじゃないんだと。

堀:そうですね。すごく素敵な家庭を築いている方やカップルさんもいらっしゃいますし。本作ではあくまで最悪の事態を描いているので(笑)。人との向き合い方や距離感を、改めて考える機会になれば嬉しいです。

――堀さんの理想の夫婦像は?

堀:お互いが自由で、自立してる夫婦がいいです! じめっとした夫婦は嫌だなあ(笑)。どっちかというと、カラっとした、国でいうとハワイみたいな夫婦がいいですね。

――そんなハワイみたいな夫婦になるためにも、お互いが真剣に向き合うことが大事なのかもしれません。

堀:そうですね。信頼し合える関係を築きたいし、価値観が合うかどうかも大事ですよね。私は結婚相手の条件がたくさんあるんですが、その中で1つでも外れたら結婚はしないです(笑)。

――堀さんは乃木坂46卒業を発表したときから「1からお芝居をしていきたい」と話していました。堀さんにとって女優業とは?

堀:乃木坂46にいたときから、ミュージックビデオだったり、個人PVだったり、ドラマだったり、お芝居をする機会があって、それにやりがいを感じていたんです。自分の魂を込めて演じ切ったものは、ちゃんと人に伝わるし、誰かの人生や考え方に影響を与えられるというところが、女優というお仕事の魅力だと思っています。私自身も映画が好きでよく観るんですが、役者の方々が作品の中で役として生きていて、命をかけているのが伝わる作品がたくさんあって。自分も仕事として、ちゃんといろいろな人に伝わるような作品をもっと作りたいと思ったのが転機でもあります。自分がこれまで心を動かしてもらってきたから、次は自分が誰かの心を動かしていきたいんです。

――その一歩が本作でもあると。

堀:やっぱり、乃木坂にいた頃はみんながいたけれど、今は一人だから甘えられる場所もなくて。もっと良い作品を作っていくために、自分の人見知りだった部分を取り除いて、自分から現場にどんどん飛び込んでいかなきゃいけない時期だと思っています。まだまだ足りない技術や知識を、共演者の方々やスタッフの皆さんから吸収していきたいです。自分はまだ、お芝居を勉強している真っ最中ですが、その先の景色が今からすごく楽しみです。今回の藍子も、新しい自分を見つけたように感じられて、すごくいい出会いになりました。

『サレタガワのブルー』堀未央奈さんからコメント到着!

■放送情報
MBS/TBSドラマイズム『サレタガワのブルー』
MBSにて、毎週火曜深夜0:59~放送
TBSにて、毎週火曜深夜1:28~放送
出演:犬飼貴丈、堀未央奈、岩岡徹(Da-iCE)、中田圭祐、染野有来、希代彩、吉田志織、加治ひとみ、高梨臨
監督:スミス
脚本:舘そらみ
原作:セモトちか『サレタガワのブルー』(集英社コミックアプリ「マンガMee」連載)
オープニング主題歌:UPSTART「ペルソナ」 (avex trax)
エンディング主題歌:Hilcrhyme「Lost love song【III】-サレタガワ-」(Universal Connect)
制作プロダクション:ソケット
製作:「サレタガワのブルー」製作委員会・MBS
(c)セモトちか/MIXER/集英社 (c)「サレタガワのブルー」製作委員会・MBS
公式サイト:https://www.mbs.jp/saretagawa-blue/
公式Twitter:@sareburu_mbs
公式Instagram:@sareburu_mbs
公式amebaブログ:https://ameblo.jp/sareburu-mbs/

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