『賢い医師生活』S2第6話は“賢医らしい”展開 5人の医師が“オヤジくさくならない”理由とは?

『賢い医師生活』なぜオヤジくさくない?

 S1で5人の医師は、40歳を迎えても仕事や人生に悩み、思考を新たにし成長する。S2の1話から5話では、賢い医師になり賢明な人生を送るためのヒントが語られていた。それらは日々の診療や家族・友人との関係からの気づきだが、誰の人生にも持ち帰り活かされるものだ。第6話ではその叡智を次の世代に渡していく。バンド演奏曲の「スーパースター」では、ドラマ内のレジデントやインターンだけでなく、新しい挑戦に飛び込んでいく全ての人に「大丈夫、うまくいくよ」とエールを贈る。

The band reminds us that everything will be okay | Hospital Playlist Season 2 Ep 6 【日本語字幕 CC】

 S1第11話で、外科のソン看護師の娘が撮った動画とともに、OOHYOが歌う『While Living Life(生きていれば)』が流れる。この歌詞の抄訳は、「生きていたらいつか、明るい日もくるだろう。曇りの日も過ぎれば、太陽が顔を出す。若さは特権だ。だから臆することなく、胸を張ろう」。動画内に入っているテロップに「看護師さんたちの“賢い病院生活を応援します”」とある。この動画に映っている医大生はインターンになり、インターンはレジデントとなって第6話に登場し、先輩医師たちからあたたかな激励を受ける。

 S2第1話で「先生と仲間だけはオヤジくさくない」と言われたソンファは、「病院一の悪党になりたい」と返し、レジデントたちは不思議そうな顔をする。これはS1第9話で、イクジュンが悪党(韓国語でピルラン)の意味を「ピル(頼んで)ラン(走る)=熱心で頑張る人」と教えたことに由来している。中間管理職の彼女たちの立ち位置で古いしきたりを断ち切り、未来を担う若い医師たちが働きやすい環境を作るのは簡単なことではない。それを引き受けるには、“悪党”になるのもやむなし。40代の彼らも、若さゆえの特権を活かし、臆することなく胸を張る。インターン時代のイクジュンの失敗談も同音異議語によるものなのも、このドラマらしい遊びになっている。

 シーズン後半に向けてストーリーが動き出すだろう第7話は、1週の配信休止後の8月5日に配信される。

参考記事:https://mnews.joins.com/amparticle/24093314

■配信情報
『賢い医師生活』
Netflixにて配信中
写真はtvN公式サイトより

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