『おかえりモネ』いよいよ東京編へ 今田美桜、高岡早紀ら新キャラ×俳優陣を解説
沢渡公平(玉置玲央)
テレビ局社会部の記者。担当である気象班をちょくちょく訪れては情報交換をしてゆく。少々やさぐれた風体でいい加減そうに見えるが、記者としての腕は良いらしい。
沢渡役を演じる玉置玲央は『花子とアン』に続き本作が朝ドラ出演2作目。『恋する母たち』(TBS系)で演じた弁護士・蒲原繁樹役でさらにお茶の間での知名度を上げた。最近では『半径5メートル』(NHK総合)、『シェフは名探偵』(テレビ東京系)へのゲスト出演、さらには現在放送中の『ひきこもり先生』(NHK総合)での主人公の引きこもり仲間・依田役で非常に重要な気になる役どころを熱演している。どこか気難しさや神経質なところを感じさせる役柄を演じることが多い玉置だが、本作の記者役ではどんな顔を見せてくれるのか楽しみだ。
井上菜津(マイコ)
シェアハウスの大家で、人当たりの柔らかい優しい人物。祖父母がやっていた古い銭湯をシェアハウスにリノベーションしたようで、百音の東京での住まいとなるようだ。
菜津役を演じるのはマイコ。朝ドラ出演は『おひさま』、『マッサン』 スピンオフドラマ「すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ」に続き本作が3作目。
本作と同じく安達奈緒子脚本による『透明なゆりかご』(NHK総合)で妊婦・町田真知子役を好演し、清原果耶演じる主人公の良き相談相手となっていた。真知子にはあまりに悲しい結末が待ち受けていたが、本作では百音と菜津のほのぼのとした交流が観られることを期待したい。
神野マリアンナ莉子(今田美桜)
朝岡が気象キャスターを務める朝の報道番組で中継コーナーを担当する若手気象予報士。華やかな風貌で仕事中は常ににこやかだが、ゆくゆくは報道キャスターになりたいという野望を秘めているという役どころを今田美桜が演じる。
今田は本作が朝ドラ初出演。『半沢直樹』(TBS系)での浜村瞳役、『恋はDeepに』(日本テレビ系)での宮前藍花役などで観られた“等身大”という言葉がしっくりくる真っ直ぐな演技が魅力的で、どの作品でも歯に衣着せぬ物言いの、それでいて許されてしまうような裏表のない役どころが特にここ最近は続いているように思える。
一見したところ控えめに見える“陰”要素もある百音と、パッと人目を引く華やかさを持つ“陽”な莉子の同世代の2人の対比や今後の関係性に注目したい。
百音が東京でどんな新たな自分の一面や可能性を見つけ、それを社会に還元していくのか。気持ち新たに彼女の新天地での模索を追いたい。
■佳香(かこ)
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好き。Twitter
■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK